監督/前田哲
原作/佐藤愛子
脚本/大島里美 
2024年/日本/99分



作家・佐藤愛子が日々の暮らしと世の中への怒りや戸惑いを独特のユーモアでつづったベストセラーエッセイ集を、草笛光子主演で映画化。



ストーリー





断華宣言をした90歳の作家・佐藤愛子(草笛光子) は、新聞やテレビをぼうっと眺める鬱々とした日々を過ごしていた。
同じ家の2階に暮らす娘・響子(真矢 ミキ)や孫・桃子(藤間爽子)には、愛子の孤独な気持ちは伝わらない。

同じ頃、大手出版社に勤める中年編集者・吉川真也 (唐沢寿明)は、昭和気質なコミュニケーションがバワ八ラ、セクハラだと問題となり、謹慎処分に。
妻や娘にも愛想を尽かされ、仕事にプライベートに悶々とする日々。

そんなある日、吉川の所属する編集部では愛子の連載エッセイ企画が持ち上がり、吉川が愛子を口説き落として、晴れて担当編集に!
このふたりの出会いが、新たな人生を切り開く一?!





感想ですꕤ︎︎


草笛光子さんがとにかくチャーミングでエネルギッシュで可愛かった♡
それだけでも観に行って良かったなって思えましたね。




長生きするのも大変なんです。
皆、「お先に」の一言もなく、居なくなってしまうって愛子先生が言ってたんです。

あぁ、そうか…
そういう寂しさは長生きしている人にしかわからない孤独であって、周りはなかなかわかってあげられないかもしれないですよね。




愛子先生の言葉で印象的だったのは、本気でやらなきゃ、面白くないだろ。的な言葉(すみませんうろ覚えで💦)


全力コスプレをしてそれを年賀状にするのが毎年のお約束らしく、JK、メイド、落ち武者、幼稚園児などなどのコスプレに沢山笑わせてもらいました。




その実際のお写真がエンドロールで流れるのですが、それにもまたホッコリ(◍︎´꒳`◍︎)






ふざける時は思いっきり振り切っちゃった方が楽しいって事なんですよね。
仕事だって遊びだって、本気で向き合えばきっと何だって面白い。
あぁなるほどなって思いました。




編集者役の唐沢寿明さんも素晴らしかったです。
妻や子に対しての彼は良い夫、良い父親ではなかったかもしれないけれど、お土産を持って何度も愛子先生にエッセイのお願いに来る姿は、周りから見たら時代遅れなのかもしれないけれど自分の足で仕事を取りに行くんだ!って感じで好感持てましたね、私は。




愛子先生もラストで彼のことを命の恩人だと仰ってましたし。
断筆宣言をして鬱々としていたけど、この出会いのおかげでまた生きる気力が湧いてきたって事なんだと思います。
彼と出会ってからの先生は、ハツラツとしてましたし°・*:.。.☆




そして、こちらの映画キャストが豪華でした。
短い時間なんですが、LiLiCoさん、清水ミチコさん、オダギリジョーさん、三谷幸喜さんなどなど出演してました。
皆さん良い味だしていらっしゃいました。




あ。
宮野真守さんは途中まで気付かず声を聴いて、あれ?この声鬼滅の童磨じゃない?って事で気付きました(๑´ლ`๑)




あとは、愛子先生のお宅凄く素敵だったんですが、実際に前田監督は先生のご自宅に見学に行ったそうで、全く同じとは言えないけれど、かなり寄せてセットを作ったそうです。





ジョゼが気になったのは、ゴージャスな電話。
こちらも愛子先生のお宅にあったものと同じようなものにしたそうです。
草笛光子さんが使うと更にゴージャスに素敵に見えました♡




憎まれ口たたきますが可愛げがあって、はっきりとした物言いがすごく清々しい愛子先生。


無理していい人ぶらなくてもいい、周りの目なんて気にしなくてもいい、もっと言いたいこと言って生きてもいいんだって思えました。

元気が出ました。





愛子先生は昨年100歳を迎えられているそうです‪ ·͜·
ずっとお元気でいて欲しいですね。
先生の本、読んでみたくなりました。
笑顔がとっても素敵ラブラブ




人生100年時代をより良く生きるためのヒントがたくさん詰まった映画です。
観て良かったな。
笑って泣ける素晴らしい作品に仕上がってます。
今日もお読み頂きありがとうございます。
では股((ヾ( ◍´꒳`◍  )マタネーラブラブ