2022年/アメリカ/117分
監督/ ダーレン・アロノフスキー
配給/A24
受賞歴/ アカデミー主演男優賞 
アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞


STORY 


ボーイフレンドのアランを亡くしたショックから、現実逃避するように過食を繰り返してきたチャーリー(ブレンダン・フレイザー)は、大学のオンライン講座で生計を立てている40代の教師。

歩行器なしでは移動もままならないチャーリーは
心不全の症状が悪化し、命の危険が及んでも頑なに入院を拒み、アランの妹で唯一の親友でもある看護師リズ(ホン・チャウ)に頼っている。

そんなある日、病状の悪化で自らの余命が幾ばくもないことを悟ったチャーリーは、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった17歳の娘エリー(セイディー・シンク)に再び会おうと決意。
彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱え、心が荒みきっていた…



チャーリーを演じたのが、ハムナプトラのブレンダン・フレイザーだと知った時にはビックリ👀.′.′
ずっと前だけどハムナプトラ観たことあるし、かっこいい人だって印象があったから。


巨体のチャーリーを演じるにあたり、フレイザーは自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用し、かつての面影も一変。


『ハムナプトラ』シリーズなどで、スター俳優として人気を博すも、プライベートでの不幸が重なり、ハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたブレンダン・フレイザーが、“生涯最高の演技”と称される熱演で、初ノミネートにして、オスカーを手にしました。



これ劇場で観たかったんですよね。
観たら更に感動しただろうな。




余命わずかの272キロの孤独な男・チャーリーの最期の5日間を描いた【ザ・ホエール】


これは愛と贖罪の物語。


人は誰かを救うことなど出来ない


リズがチャーリーに言った言葉です。




そしてその言葉に反するように、神が救ってくださるって言葉が度々出てくるけど、最後まで観ていて思ったのは結局人を救えるのは人だけなのだということでした。

神様がいるか、いないかなんて私にはわかりません。

でも少なくともこのお話の中では、誰かが誰かに救われていた。
神ではなく、人が人を救ってた。
当人達はその事に気付いてないかもしれないけれど。

どんな人であれ 誰かを気にせずにはいられない
人間はすばらしい

チャーリーのこの言葉にジーンとしましたし、リズとチャーリーのシーン何度観ても号泣してしまう。・゚・(*ノД`*)・゚・。







まだ観ていない方々にぜひ観ていただきたいなと思ったのでネタバレあまりしないように書かせて頂きました。
ラストの方はもう涙なしには観られない展開になっております。

やけくそになって食べているシーンとかは本当に痛々しくて、なんでこんなになるまで…とか思っちゃうんだけど、観終わったあとはチャーリーが言うように人間ってすばらしいな素敵だなって思えるお話になっております。





今日もお読み頂きありがとうございます。
では股♡