𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲
自ら悪を裁くもうひとりの自分に目覚めた女性をジョディ・フォスター主演で放つアクション・サスペンス。最愛の恋人を殺されたヒロインが、一挺の拳銃を手にしたのを機に、処刑人のように悪人たちを倒しながら葛藤に揺れる姿とその顛末を描く。
ニューヨークでラジオ番組のパーソナリティを務めるエリカ(ジョディ・フォスター)は、婚約者デイビッドとの挙式を間近に控えていた。そんなある日、2人は愛犬を連れた散歩中に3人組の暴漢に襲われ、デイビッドが命を落としてしまう。
現実はきっとそうは行かないだろうから、映画の中くらい、理性より本能が勝ってもいいんじゃない?って思うし、こういう映画があってもいいでしょって私は思います。
ブレイブ ワンの日本語の意味を調べていたらジョディ・フォスターのインタビュー見つけました。
『ブレイブ ワン』は直訳すると「勇気のある人」。
このタイトルには皮肉な意味も含まれているの。死ぬほど恐ろしい目に遭ったら、女性だったら引きこもってしまうのが普通。でも、エリカは銃を買った。銃が導くのは破壊しかないけれど、彼女はそれを使っていくことで生きる力を見出していく。これが勇気と呼べるのかどうかは観る人次第ね。エリカじゃなくて、ジョディ・フォスター自身はあまり勇気がないから"ブレイブ ワン"とは言えないわ (笑)
ジョディ・フォスターが演じたエリカは、殺してしまったという事実に苛まれて怯えたり、葛藤したり、手が冷たくなったりする、特別強い訳じゃない本当に普通の女性で。
だからこそ全てを失った彼女の悲しみや境遇に寄り添って観られる作品だなと思いました。