公開: 2007年
監督: ニール・ジョーダン




𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲

自ら悪を裁くもうひとりの自分に目覚めた女性をジョディ・フォスター主演で放つアクション・サスペンス。最愛の恋人を殺されたヒロインが、一挺の拳銃を手にしたのを機に、処刑人のように悪人たちを倒しながら葛藤に揺れる姿とその顛末を描く。


ニューヨークでラジオ番組のパーソナリティを務めるエリカ(ジョディ・フォスター)は、婚約者デイビッドとの挙式を間近に控えていた。そんなある日、2人は愛犬を連れた散歩中に3人組の暴漢に襲われ、デイビッドが命を落としてしまう。





ボロボロになりながらも一命を取り留めたエリカは婚約者のデイビッドが亡くなった事を知らされる。


その後、違法で銃を手に入れたエリカは




偶然居合わせたコンビニでレジの女性を射殺した男や地下鉄で乗客に嫌がらせをし、エリカをナイフで脅した2人組や娼婦を轢き殺そうとした男などを次々と殺して行きます。


ある日、彼女のラジオのファンだというマーサー刑事と知り合い、友人になるエリカ。
しかし、マーサー刑事が追っていた容疑者をエリカが殺した事により一連の殺人事件がエリカの手によるものだと彼は疑い始めます。
そしてこんな事をエリカに言います。

親しい人が犯罪を犯したら逮捕出来るか自問自答している。
でもその勇気と信念は常に持っていたい。
そのことを知っていてほしい。


やがて自分を暴行し、婚約者を死に至らしめた3人組の居場所を突き止めたエリカは最後の復讐へ向かう…というお話になっております。

この時、現場に駆けつけたマーサー刑事の行動がめちゃめちゃ粋なのですが(少なくとも私はそう思った)。
しかしそのラストは甘いのではないかという感想を目にしました。


でも刑事としては失格なのかもしれないけど、人としての彼の選択はおかしくないと思う。

現実はきっとそうは行かないだろうから、映画の中くらい、理性より本能が勝ってもいいんじゃない?って思うし、こういう映画があってもいいでしょって私は思います。



ブレイブ ワンの日本語の意味を調べていたらジョディ・フォスターのインタビュー見つけました。


『ブレイブ ワン』は直訳すると「勇気のある人」。

このタイトルには皮肉な意味も含まれているの。死ぬほど恐ろしい目に遭ったら、女性だったら引きこもってしまうのが普通。でも、エリカは銃を買った。銃が導くのは破壊しかないけれど、彼女はそれを使っていくことで生きる力を見出していく。これが勇気と呼べるのかどうかは観る人次第ね。エリカじゃなくて、ジョディ・フォスター自身はあまり勇気がないから"ブレイブ ワン"とは言えないわ (笑)


ジョディ・フォスターが演じたエリカは、殺してしまったという事実に苛まれて怯えたり、葛藤したり、手が冷たくなったりする、特別強い訳じゃない本当に普通の女性で。

だからこそ全てを失った彼女の悲しみや境遇に寄り添って観られる作品だなと思いました。



こちらジョディ・フォスターの魅力が満載だからとブロ友さんにオススメ頂き、鑑賞しましたニコニコ
やっぱり美しかったです♡

お読み頂きありがとうございます。
では股ラブラブ