こんにちは〜〜 ゆうです。

今日から、信長様ルート 振り返ってみます

かなりネタバレなので、本編未攻略の方は、本編攻略後、振り返ってくれたら、嬉しいです(o^^o)

攻略済の方〜〜是非一緒に振り返りましょう




転職が決まった自分へのご褒美で、京都へ1人旅中の私 ゆう。

まさかこれが人生を変える旅になるとは知らず。。

ん?違う、旅行先を京都に決めたのは、運命だったんだね。

そう愛しいあなたに巡り会う為に。。。



現代  京都

(一人旅って初めてだけど、気楽でいいなあ!)

私は夜の街を散歩しながら、大きく伸びをした。

この京都旅行は、転職が決まった自分へのご褒美だ。

(休暇が開けたら、憧れだったデザイナーになれる。。勉強続けてきてよかった!新しい職場で頑張るためにも遊びたおそう〜!)

弾む足取りで歩きながら、バッグから一冊のガイドブックを取り出す。

「イケメン武将トラベルガイド」

タイトルが目立っててつい買っちゃった。

武将にゆかりのある、京都の名所情報も載ってたはず。。。

パラパラめくると、歴史上の人物の紹介ページが目に飛び込んできた。

「一騎当千 真田幸村」

(あ、この名前知ってる。何した人なのか覚えてないけど。。。学生時代、日本史のテストは毎回ぼろぼろだったからなー!)

「独眼竜 伊達政宗」
(この人もよく知ってる。よくドラマ化される人だよねー!)

独眼竜って呼び名、かっこいい‼︎

でも京都の人じゃないな。

「ええっと、この辺の名所の案内ページは。。」

(あった!「本能寺跡地の石碑が立っています」か)

「第六天魔王 織田信長」

本能寺の地図の横には、かの有名な武将の紹介も載っていた。

(さすがに私もどんな人か少し覚えてる。)

【天正十年(1582)、明智光秀に裏切られ、織田信長は自害し、本能寺は焼け落ちました。】

(【1582年、いちごぱんつの本能寺の変】って、テスト前に年号覚えたなぁ)

懐かしく思いながら、私は地図を頼りに本能寺跡地に向かった。


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(跡地って、これだけ?思ったより小さな石碑だな。)

足を止めた時、一人の男性が歩み寄ってきた。

「・・・・」

彼は私のすぐ隣で足を止め、石碑にじっと見入ってる。

(真剣な顔・・。白衣着てるけど、お医者さんには見えないな、大学生かな?)

何気なく彼を横目で見ていると、冷たい雫がぽつっと鼻の頭を濡らした。

ハッとして空を仰ぐと、いつの間にか雲に覆われている。

「あ・・」

小雨が降り出し、あっという間に土砂降りになる。

「っ・・・弱ったな」

「天気予報は晴だったのに・・・!どうしよう!」

「大丈夫ですか?傘・・・ありますか?」

「あ、いえ、もってなくて・・」

彼と思わず顔を見合わせた時・・・

「!」
「きゃ?!」

稲妻がひらめいた直後、目の前で石碑が砕け散った。

(嘘でしょ?!目の前で落雷なんて・・)

「君、危な・・・」
「え?」

周囲が霞み、私に向かって手を伸ばす彼の姿が見えなくなって・・・

ぐにゃりと視界が歪んで、思わず目を瞑る。

(何が起きたの・・・?!)

目眩が治まり瞼を持ち上げると、周囲に煙が立ち込めていた。

(あれ?!私・・・京都の道端にいたはずだよね・・?なんで部屋の中にいるの?)

(ここ、どこ?!それにこの煙、まさか火事・・・?)

周りを見回しても、さっきの男性の姿はない。
その代わり、私の目の前にとんでもない光景が飛び込んできた。

「え・・?」

甲冑をきた男性が柱に持たれて眠っている。そして・・・

部屋の隅に、長い棒のような物を手に男性に忍び寄る人影があった。

(長い棒って言うより・・・刀?!)

煙の中を舞う火の粉が、切っ先をギラリと光らせる。

「危ない・・・!」

私が叫んだ瞬間、刃物を持った人影がはっとしたように足を止める。

眠いっている男性に走りより揺さぶると、彼は眠たげに瞼を持ち上げた。

「っ・・?誰だ、お前は!」

「自己紹介は後でします!立って、今すぐ!」

(何が何だか分からないけど逃げなきゃ!この人、殺されちゃう・・・っ)

「私の手に捕まってください!」

「・・・・」

私は彼の手を取り強く握って引き上げ、すぐさまかけ出した。

(っ・・・めちゃくちゃに走ったけど、何とか外に出られた)

振り返ると、大きなお寺が煙にまかれて燃えている。

(夢でもみてるのかな・・・)