赤ちゃん連れフォトグラファーのAzusaです。
ご覧いただきありがとうございます。
 
投稿十四回目は、
前回の投稿
に関連して
「"子連れで働く"ことの難しさについて思うこと」
について書きたいと思います。
 
 
(初めてお越しの方は、
こちらの自己紹介をご覧いただけたら
嬉しいです!)
 
 
前回の投稿で
 
私が普段の撮影に
子どもたちを同伴していること
 
それが
 
私の身の回りの方々に
 
子連れで働くという選択肢について
考えてもらうきっかけになれば良いな
 
と思っていること
 
そして
 
子連れで働くことを自由に選べる世の中にしていきたい
という願いを持っていること
 
を書きましたが、
 
 
そこまでの道のりは
なかなか厳しそう
 
 
と痛感させられる出来事が
先日ありました。
 
 
 
ある日、FBを開くと
以前に撮影をお手伝いしていた会社から
 
"繁忙期で人手が足りず
ある日系幼稚園卒園式を
撮ってくれるカメラマンを探している"
 
とのメッセージが届いていました。
 
 
その方には、
 
"もしも三女連れで構わないようでしたら
喜んでお手伝いします"
 
とお伝えしたのですが、
 
 
 
返ってきたのは
 
 
以前に子連れ撮影で
トラブルがあったためNG
 
 
でした。
 
 
 
返信した時点で、
 
難しいだろうな...
と、ある程度は覚悟していたものの、
 
その返信を見て
 
非常に落胆する自分
がいました。
 
 
折しも、
プライベートフォトレッスンに来られた女性から
 
赤ちゃん連れで議会に訪れた熊本市議の話
を聞いたばかりであったこともあり、
 
 
日本社会の有り様
を見せられたような気持ちになりました。
 
 
 
その市議の行動には
当初は否定的な意見が多かったそうで
 
その中心は
 
議員しか議場には入れないという
ルールを無視し、
 
議会の開始を遅らせて
関係者に迷惑をかけた
 
ことである様です。
 
 
 
"ルールが大事"という
日本社会の大多数の価値観
を象徴している意見だとは思いつつも
 
自分の行いによって
他人のパフォーマンスに
悪い影響を及ぼし得ることは
最大限配慮すべき
というのは大前提にあると思います。
 
 
 
では、今回の撮影の件はどうか
 
私が卒園式の撮影に子どもを連れていくことにより
他のカメラマンに迷惑がかかるのか
 
 
私は
ほとんど影響はないのではないか
と考えています。
 
 
なぜなら、
 
そもそも、カメラマンには各々持ち場があり、
お互いに与える影響が少ないということ
 
がありますが、
 
 
何と言っても、彼らは
子どもが大好きなタイ人さんたち
なのです。
 
 
では、幼稚園側はどうか
 
 
"以前にあったトラブル"について
詳しくは聞きませんでしたが、
 
想像するに
 
"厳かな"式の最中に子どもが騒いで
保護者からクレームがあった
 
といった類であると思います。
 
 
しかし、
 
子どもが騒ぐのは当たり前のことだし、
保護者の中には赤ちゃん連れで参列される方もいるだろうし、
 
主役は子どもなのだから
同じ子どもが少し自己主張するくらい
良いのでは?
 
と思ってしまう私は
短絡的で非常識なのだろうか。
 
 
 
私の暮らすタイでは、
子連れで働いている女性を
良く見掛けるのです。
 
近所のミュージックスクール、
屋台、個人商店。
イミグレーションオフィスや
最先端の医療を提供する大病院でも。
 
 
私が携わっているボランティアグループの役員会議も
もちろん子連れ可
 
 
そして私自身が
子連れフォトグラファーとして
活動することができている
 
 
 
だから
人を思いやることが大得意な日本人
の社会で、同じことが
実現できないはずがない
と夢見てしまうのです。
 
 
 
上記の市議の行動を受け、
会議などに子連れ参加可を表明する動き
が出てきているそうです。
 
 
こうした動きが広がっていけば、
日本でも
 
子連れで働くことを選択できる世の中
は実現できる
と信じています。
 
 
 
そのために私も
今の自分にできることを一つずつ
やっていこうと思います。
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!