どうも柊です 


前回の記事はこちら

今回は名鉄と名市交(名古屋市交通局)のダイヤ改正についての感想です。名市交に関しては地下鉄鶴舞線について話していきます。


https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2023/__icsFiles/afieldfile/2024/01/15/24-01-15daiyakaisei(3.16).pdf

名鉄のダイヤ改正内容についてはこちら↑


今回でダイヤ改正内容についての感想は最後となります。以前UPしたJR東海のダイヤ改正内容ほど長くはならないと思いますし内容もかなり浅いと思いますがよろしくお願いします。


さて、今回触れていく内容はこちら



①広見線ワンマン運転拡大

②広見線優等運用について

③上ゲ駅の急行・快急停車化

④鶴舞線の犬山線直通大幅減便

⑤鶴舞線減便について

⑥築港線減車について

⑦特別車の料金体制変化


これら7つとなります。多いように感じるかもしれないですが先程も書いたようにJR東海の記事より内容は浅いので1つ1つは短いと思います。


ではさっそく1つ目から



   ①広見線ワンマン運転拡大


広見線は犬山〜新可児〜御嵩を結ぶ路線です。

新可児〜御嵩間は6000系がワンマンで往来していますが新可児までは名古屋方面からの直通列車も運転されています。そして今回ワンマン運転の拡大というのが犬山〜新可児間です。ダイヤ改正後は平日朝のみ存在する上りのミュースカイと名古屋方面直通の一部列車を除き殆どの列車が犬山〜新可児間をワンマン運転で往来することになります。これにより今まで名古屋方面から直通してきた列車はどうなったのかというと②に続いてきます。



  ②広見線優等運用について


①でも話しましたが広見線では新可児まで名古屋方面から直通してくる列車が運転されています。それが主に準急です。この準急は中部国際空港〜新可児間を結んでおり犬山〜新可児間は普通で運転されていました。名鉄で準急と聞くと新可児準急というイメージが結構強かったんですが実際利用したかと言われれば…といった感じです。流石にフルで乗り通す変人のはデンシャクンくらいだと思いますが準急なのでとにかく停車駅が多いんですよね。



中部国際空港

りんくう常滑

常滑

大野町

新舞子

古見

朝倉

寺本

尾張横須賀

太田川

聚楽園

大同町

大江

神宮前

金山

名鉄名古屋

栄生(さこう)

上小田井

西春

岩倉

石仏

布袋(ほてい)

江南

柏森

扶桑

木津用水

犬山口

犬山

富岡前

善師野

西可児

可児川

日本ライン今渡

新可児



合計33駅で所要時間も約2時間近くあります


とはいえ名鉄側もフルで乗り通す人がいるなんて考えていないでしょうし、主に常滑線と犬山線の特急通過駅から需要を拾っていたのではないかと思います。名古屋方面から広見線、または広見線内から名古屋方面への利用者がどれだけいたのか分かりませんがダイヤ改正以降は新可児から新鵜沼行きに変更されて犬山で乗り換えが必要となりました。


ちなみに平日限定ですがダイヤ改正以降も新可児始発のミュースカイが運行継続されています。数年前に新可児行きは廃止となったのに何故これが未だに残っているのか疑問です。そういえば新可児始発の特急豊橋行きもいつの間にか無くなってましたね…



  ③上ゲ駅の急行・快急停車化


河和線内に上ゲという変わった駅名があります。これに関しては話が少しややこしいことになっているのでまずは2023年のダイヤ改正内容について触れさせてください

岐阜急行を一宮止めにした時は「やりやがったな」と思いました

[9時〜20時台において]


①内海発着の特急・急行を河和発着に変更


②河和・内海発着の普通を知多半田行きに変更


③河和発着の急行は知多半田〜河和間を普通に変更して運転


④知多新線の普通列車は名古屋方面への直通を廃止(一部除く)して富貴発着に変更



この記事を書いている時、ようやく改正内容について理解しましたが名鉄遂に内海をほぼ切り捨てましたよね。まさか内海特急がここまで悲惨な状態になっているとは知らなかったです。知多新線沿線には南知多ビーチランド🐬がありますけど駅から遠いですし今は車社会ですからね。内海駅が無人化された時点で嫌な予感はしていましたけど、蒲郡や今回の内海のように昔賑わった観光地というのは現代を生き抜くには厳しすぎるんでしょうね…電車に乗って海水浴という時代でもないですし。それに比べて河和は日間賀島という今でも人気の観光地があるのでそちらに振るのは当たり前といえばそうなりますし厳しい現実を受け入れるしかなさそうです…



話を戻しますが本題の前に触れておきたいのが昨年の改正で行われた「9時〜20時台において河和発着の急行は知多半田〜河和間を普通に変更して運転」ということです。


先程載せたプレスにもあるように9時〜20時台は急行が知多半田以南を普通として運転していました。そもそも知多半田以南の準急・急行・快急の通過駅は上ゲ駅のみ。9時〜20時台は知多半田から種別変更した急行(普通)が止まっていたので良かったですがそれ以外の朝と夜の時間帯。下りの場合は普通列車と、太田川や神宮前など途中駅から優等種別に変更する普通列車。そして上りに関しては同じく普通列車と、知多半田から種別変更してきた急行(普通)列車が停車して本数を賄っていました。


これ説明しようにもかなり分かりづらいですが…



[改正前の上ゲ駅]


〇普通列車のみ停車

※準急・急行・快急・特急は通過


〇9〜20時台は急行が知多半田以南を普通で運転


〇朝・夜は普通列車。そして普通列車と言いつつ途中で優等種別へ変更する列車が停車


〜例〜


・知多半田から快急(下り列車)

・神宮前から準急(下り列車)

・太田川から急行(下り列車)

・知多半田から普通(上り列車)




[改正後の上ゲ駅]


〇普通・準急・急行・快急停車



正直昨年のダイヤ改正は何が起きたのかよく理解出来ませんでしたし種別変更のオンパレードで利用者目線からしても分かりづらいですよね。今回の改正から特急除いて全列車停車になったので、途中で種別変更の必要が無くなり多少は分かりやすくなったと思います(一部列車除く) とはいえ準急と快急は平日のみの運転で準急は朝の河和行き1本のみ。そして河和方面に関しては3種別とも停車駅同じですし名古屋方面も住吉町まで各駅停車なのでまだややこしい感はありますけどね。



  ④鶴舞線の犬山線直通大幅減便


鶴舞線は赤池〜上小田井を結ぶ路線で一部列車が東は豊田市へ。西は名鉄犬山線へ直通して岩倉・犬山・柏森まで運転されていました。


しかし今回の改正により柏森行きは廃止となった上に日中の犬山線直通まで廃止となりました。利用者が少ないからなのか理由は不明ですが随分思い切った行動に出たように感じますね。ただそんな中で1本だけ面白い列車が誕生していまして…




        611列車 急行岩倉行き



この列車は豊田市を6時31分に出発して上小田井7時38分で終点岩倉には7時46分に到着。鶴舞線には平日朝の犬山線直通のみですが、地下鉄鶴舞線から犬山線へ直通し上小田井から急行に種別変更する列車が運転されていました。この急行運用って基本的には3050形かN3000の運用なんですけどこの列車まさかの100系運用なんですよ


    超激アツ!


今手元に100系の写真がないので「100系ってなに?」という方はGoogle先生に聞いてください。もしくは名鉄6000系が地下鉄を走っていると想像してもらえれば何となく伝わると思います。この100系という車両、とにっかく見た目が渋くて、窓下にステンレス製の飾り帯と貫通扉の窓下には社紋が入っており飛び出た前照灯に急行の青幕。早朝の普通列車運用では板挿し運用など(今はありません)本当に刺さり要素が強くて…しかも見た目は思い切り名鉄顔のクセに地下鉄を走ってますから感覚バグっておかしくなりますよ。未だに少し見慣れないくらいです。この車両、沼が相当深いのであまり詳しくない自分が語るのはこの辺までにしておきますがハマるのは自己責任でお願いします。



  ⑤鶴舞線減便について

  

現在鶴舞線は平日の日中時間帯7〜8分間隔。そして土休日の日中〜夜間にかけては10分間隔で運転されていますが、これを平日も10分間隔に統一するというもの。桜通線や名城線の名港線から直通がない区間なども10分間隔ですが、そもそも地下鉄で10分間隔というのは如何なものかと思いますけどね。名古屋は車社会ですし、これらの路線は栄など繁華街をあまり通らないので10分間隔でも問題ないという判断をされてるんでしょうけど…。桜通線は名古屋を通りますが名古屋の地下鉄って東山線と名城線が使い勝手いいですからね。仕方ないといえばそうなってしまいますがもう少し何とかならないかと思います。



   ⑥築港線減車について


築港線とは常滑線の大江駅から東名古屋港までの1.5kmを結ぶ通勤路線です。この路線は東名古屋港周辺にある工場などへの通勤輸送を担う路線であり、今までは5000系4両編成が使用されていましたがダイヤ改正後は2両編成へ減車されるとのこと。土休日はいいでしょうけど1.5kmの路線とはいえ平日大丈夫なんですかね?


そして築港線も減便が行われており築港線には平日・休日ダイヤの他に土曜ダイヤが存在していましたが土休日ダイヤに統一されるとのこと。これに伴い土曜ダイヤでは運転されていた4往復が減便となって土休日ダイヤでは朝に5往復。夕方に3往復の運転となりました。といっても土休日ダイヤなので特に問題はなさそうです。



  ⑦特別車の料金体制変化


3月16日のダイヤ改正をもって名鉄も運賃改定を行い初乗り運賃は¥170円から¥180円へ。こればかりは仕方ないです

名古屋鉄道運賃改定について↑


ただ、見ていて気になったのが




  特別車両料金の改定について



特別車は今までどれだけの距離を乗車しても1乗車につき¥360円という値段設定でした。


しかし今後は…




〇基本料金→¥450円


〇車内精算料金→¥500円


〇閑散時間帯割引料金→¥300円

(平日9〜16時と土休日全時間滞)


基本料金は¥90円値上がりして¥450円となりJR東日本みたいに車内料金も新たに追加されました。しかし!一番気になるのは赤文字で書いた閑散時間帯割引料金というものである。名前の通り、閑散時間帯は基本料金よりも割引されるというものであるが注目は適用時間帯です。適用時間帯は平日の日中と土休日全時間帯ということ。これは休日お出かけユーザー歓喜でしたね。自分からしてみれば実質の値下げであり、あのサービスでここまで安くていいのか(全然いいです←)と思ってしまうほど。最近はマイナスのニュースが多かった中で久しぶりに明るい話題を見た気がします。今後も利用させてもらいますね。



さて、今回で各社ダイヤ改正内容の気になっている部分の感想についてはこれで最後になります。事前に調べて記事は書いていますが間違っている部分がありましたらコメントをお願いします。


次回は天皇賞・春でお会いしましょう


閲覧ありがとうございました