そこで目にしたものは
犯人のパソコンの中にあった誰に書いたのかも
わからない手紙のようなものだった。
「本当の俺」
と題名があった。
私がそのメル友からいつも もらっていたメールは
自分を僕と言い続けたものだった。
初めから、自分を偽って メールしていたんだ。。。
題名を読みそう思った。
そして
いつもメル友募集して誰かとメールをしていたこと、
そうゆう相手と何度か会い、深い関係になったことも
あったこと
そしてそうゆうことがお金もかかり面倒だと
かんじていたこと。
オレは離婚なんてしない。
嘘をいったけど
君はオレを見つけることは
できないはず。
ヒントになることは たくさんあるが
引っかかるものはない。
奥さんの実家がかなり裕福で自分達の生活に
援助したいと言っていたのもすべて嘘だったこと。
(それは自分の願望だったこと)
自分の祖父が残した家があり自分名義だといったことも。
そして、
私のこと。
私に対して、いつかお互い離婚して一緒になろう、
といったことがあったが
さらさらそんな気はなかったこと。
別に裕福さを求めていたわけじゃなかったから
侮辱されたような、
また別の感情として、
なんて寂しい、心の貧しい人なのだろう。
そんな思いで一杯になった。
そんな人だったから 嘘で固めていないと
やりとりが出来なかったのだろう。
私に送ってきた写真もおそらく
10年以上前のものだったのだろう。
警察で見た写真と かなり違っていたから。
そしてその人は 今管轄の警察署に最大30日間
拘留されると言う。
30日もの間、会社員が拘留されるということは
かなり致命的ではないか・・・・。
「何か質問はありますか・・・?」
「手紙、かなりショックですよね。心配されていたんですよね。」
そんな言葉を検事さんに掛けられた。
私は
「30日間も拘留されて、会社とか、家庭とかに
何かあったら 私へ逆に恨みを持って
仕返しなんかが怖いです。」
「そうですよね。。。
できれば相手方の弁護士からも示談にならないか
連絡が入っていますので
相談されてみてはいかがでしょうか。
ご家庭は大丈夫、奥さんとも話しましたが、
離婚などの話は出ていません。
それから、この手紙にはありませんが
入院していた事実はあったようです。
駅で転んだそうですが。。。
この手紙も全部が本当のことではないようで・・
どうも虚言壁があるようです。」
そう検事さんは言った。
あとはあれこれと質問されたが
内容はあまり覚えていない。
とにかく、実際あったこともない相手と
これだけやり取りをして お互いをわかっているのに
どうして実際に会わなかったのか?
などが不思議に思ったのか
聞かれたような気がする。
女性の検事さんでとても感じのいい人だったが
今思えば、主婦で違う家庭を持っている人に
どうしてストーカーされるのか?
興味があって呼ばれたのかも知れない、そう思った。
私は呆然と自宅に帰った。
ずっと入院していると思っていた人が今
この近くの警察にいるんだ。。
しかも監獄に入っている。
これで二度とあんなメールは届かない。
けれど、、、これでよかったのだろうか?
家庭は大丈夫なのだろうか?
私は自分が傷ついたことも忘れてそんなことを考えていた。
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