
変拍子とポリリズムを自在に操る音楽家 Steve Coleman がリズムについて言った言葉があります。
リズムは数えるのではなく感じるものだ。
西洋音楽で使われる2拍子、3拍子、4拍子に慣れている私たちにとって、変拍子やポリリズムの曲を演奏するのは難しいものです。
というのも多くの方はリズムを数えているからです。
数えるということは、メトロノームの様に曲に等間隔に点を打つということです。
リズムに慣れていないとメトロノームが刻む点に自分を合わせに行きます。
音を置く場所が点という狭い範囲でしかないため、リズムにズレが生じます。
しかし、メトロノームに合わせる練習を繰り返しているとあることに気づきます。
その点が次第に大きくなっているということに。
そして、Steve Coleman の境地にたどり着くころにはそれらの点が繋がり、一つの円になります。
円ですからもはや数えることはできません。
こうなると、一定のスピードで周り続ける円のどこにでも音を置くことができるようになるわけです。
曲を円として感じることができるようになるのですね。
Steve Coleman の難解な曲も、数えると苦しくなりますが、円として感じてみると新たな発見があるかもしれません。
Don't Count! Feel...