
ビースティボーイズのMC、アダム・ヨーク aka MCAが癌のために亡くなった。享年47歳。
ビースティボーイズはいつの時代においても最も重要で影響力のあるヒップホップグループである。
ビースティボーイズは生楽器をヒップホップのサウンドメイキングに取り入れるという手法を世界中に広め、メインストリームへと押し上げることに成功した。
1981年にハードコアバンドとして結成されたビースティボーイズはパンクミュージックとラップを融合させジャンルの枠にはまらない音楽を作り続けた。
アダム・ヨークaka MCA、マイケル・ダイアモンド ( Mike D)、アダム・ホロヴィッツ (AD-Rock)は1986年のデビュー作『Licensed to ill』を始め1989年にリリースした『Paul's Boutique』、1994年の『Ill Comunication』といったヒット作を世に送り出した。
アダム・ヨークはNathaniel Hornblowerという名前でビースティボーイズのビデオのディレクションをおこない、2008年にはアダム・ヨーク名義で、バスケットボールのドキュメンタリー『Gunnin' For #1 Spot』を手がけている。そして、映画制作・配給会社「Oscilloscope Pictures」を経営し『Wendy And Lucy』『We Need To Talk About Kevin』そして、次回配給予定のLCDサウンドシステムのドキュメンタリー『Shut Up And Play The Hits』といった多くの映画配給に尽力した。
また、1990年代半ばから「Milarepa Fund」という団体を立ち上げチベット独立運動を助けた。ビースティボーイズは「チベタン・フリーダム・コンサート」という寄付金を募るチャリティーイベントを定期的に行った。
アダム・ヨークは2009年に癌と診断されツアーをキャンセルし、アルバム『Hot Sauce Committee』の発売を延期した。ビースティボーイズは先月ロックの殿堂入りを果たしたばかりだった。