モルタルの乾燥が終わると
次は、超必須工程 アク抜き作業です。
モルタルは、強アルカリ性の為
このままの状態でケージ内で使用すると
生体の命を奪う危険性があるのです
そこで、鯉の池に使われる中和剤を用いて
アク抜きをするのです。
今回の住人は、フトアゴヒゲトカゲ
特に水場は設置しないので、さほど影響がないのかも知れませんが
用心に越した事はありません
中和剤を、規定の倍率になるように水で薄め
塗布するのですが
今回は、浴槽を使ってドブ漬けする事にしました
手探りしながらも、丁寧に造ったモルタルの岩壁
これを浴室まで運ばなければなりません。
割れないように、慎重に手をかけ
「よっこいしょ」と持ち上げた その刹那...
終わった、僕の人生。
もはや、無の境地。
とりあえず缶コーヒーを開け
タバコに火を着けました。
だが、そこは男 水野
ピンチをチャンスに変換するハートの強さが自慢です❗❗
割れた部分を、速乾性モルタルで補強しながら、更に立体的に改良
さて、待ち時間という事で
このシリーズを投稿スタート後に
発砲フォームの接着方法に関して
読者の方からお問い合わせを頂いたので
ここで説明をさせて頂きたいと思います
今回 発砲に用いた接着剤は、二種類
ひとつは、シリコンコーキングです。
僕は、まず「生体が水棲生物の場合でも安全か」という観点から材料を選ぶ事にしています。
シリコンなら、生体への影響も心配無いとは思いますが
念のため、水槽のガラス接着に用いられる
酢酸系シリコンをチョイスしました。
水槽作りに使われているぐらいなので、まず間違いは無いハズですからね
ふたつ目は、ホットボンドです。
ホットメルトやグルーガン等、様々な呼び名があります。
こちらは、着けるや否や たちまち固まるので
仮止めや、素早く接着したい部分に使います。
お問い合わせ下さった方、ありがとうございました
よっしゃ、そろそろ乾燥したかのぅ。
シャワーで綺麗に洗い流し、アク抜き完了です。
さぁて、皆様お待ちかね。
すったもんだがありましたが
いよいよ塗装作業開始です
エアブラシで陰と光を交互に入れていきます。
水棲生物にとって、有機溶剤は命取りなので
生物に影響が出ないであろうアクリル絵の具をチョイスしました。
耐久性に関しても、問題ないと思います。
これは、僕の本業である衣類手描きペイントで
洗濯機に入れての耐久テストで立証済みです。
コレをケージに装着するのが楽しみです
さぞかし爽快な事でしょう
今宵は、ここらでよかろうかい。
水野どん、気張れ~❗どす恋~❗❗
-次回予告-
最終回「さよならは岩ないで」