旅から旅
徒然なるままに
今日も次の社へ

昔から気になっていた
地元の美しい小川沿いに佇む
小さな古いお社があった

何回も何回も
その前を通ることはあったのに
20年越しか
はじめてその鳥居を今くぐることになった 


しばらく前の嵐の晩
そこに建てられていたお社の上に
崖から大きな岩が落ちてきて
そのお社を潰してしまった

あまりにも大きな岩で
動かすことが出来なかったので
村人たちはみなで
その岩に注連縄を巡らして
お祀りすることにして

新しくきれいなお社を
その岩の隣に寄り添うように
ちょこんと建てたという


旅とは流れ行きながらも
その時感じた点と点の記憶を
つなげていくこと

昔も今も
天からは意識が降り注ぎ
地にある人間がそれを受けて
いのちの柱を打ち建てる

前日の隕石に引き続いて
ここにも上から落ちてきた石=意志が
そのまま祀られていた


天から降りてくるものを受け入れて
古い自分を一旦壊してしまうことで
神さまに寄り添って存在する
自分という社がそこに建つ


過去の記憶と未来の記憶が
つながって
いのちの記憶が目を覚ます