お外はやっぱり面白い
こんにちは
先日の出来事です
今はラマダン(断食)月ということで
サマンサマの職場も早朝から始業し午後いちでエジプト人はさようなら
サマンサも夕方には帰宅します
(朝5時起きはキツイけど早帰りってのは楽しい)
帰宅時「ちょっと散歩する?」とメッセージが
おー
いいねー
行く行くー
すぐ近くの商店に行ってみることに
(近くでも私一人では行かせてもらえないのでお初訪問)
夫付きでも警護ポリスが銃を片手に後ろからついてきてくれて
いつもすまないねぇ
大丈夫なんだけどねぇ
お店はこんな感じの品揃え
↓
とりあえずの日用品はあります
アエ―シ(ローカルパン)とオリーブ
お菓子とジュースとヨーグルト
を買いました
アエ―シはたくさん入ったのしかなく・・
「4枚だけでいいんだけどー」といったら
「ノープロブレム」と
袋から4枚だけ抜いて(埃だらけの)レジカウンターに
ばーん
「はいどうぞ!」
は、裸のまま
お会計のときには袋に入れてくれたので
ま、いっか
帰り道
道路沿いをポリスと一緒に歩いていたら
急にどどどーっと
沢山の荷物をもった若者たちが飛び出してきて
道行く、人・車・馬車・・
通りすがりの人たちに
何やら配り始めた
なんだなんだと驚いていると
ポリスが
「ラマダーンだよ」と教えてくれた
おー、これが噂の”ラマダンカリーム”
あたなにも恵多きラマダンを!
の「ほどこし」だ
(どこかのお金持ちからの施し)
水やジュースを配ってまわってる
ポリスも両手をのばして
私たちの分まで(おまけに詰め所で留守番してる仲間の分まで)もらってた
ひぇー
鳥肌がたった
すごい勢いで配ってまわる
配る人も
もらう人も
みんなニコニコ
そして私たちにも
「ラマダンカリーム」
ちょうど日没のアザーン(お祈り始まるよ!のアナウンス)が始まった頃のこと
驚いてると
ポリスがちょっと寄っていきなさいと誘導
木陰を入るとちょっとした広場にテーブルや椅子が用意されていて
食事の支度がされていた~
「イフタール(Iftar)」
隣人や通りすがりの人にも施しを
↓
イフタ―ルは日没後に食べる食事
断食後の最初の食事なので水やスープなど胃にやさしいものから頂く
家族や友人はもちろん
通行人や隣人など 知らない人とも分け合うんだって!!
そうとは聞いていたけど
こんな感じなんだー
大勢で一緒に食事をすることで互いの絆を深めるんだそうな
まずはレンズ豆のスープから
うまっ
ターメイヤも揚げたてサクサクホクホクで
油っこくなくて(油がいいんだね)
おいしー
フール(豆の煮込んだの)も
ポテトフライ(シャカシャカポテトみたいに味付き)も
どローカル味
どれも
美味しゅうございましたー
スープがおいしすぎて
うっかり完食してしまったら
すぐにお代わりがそそがれる・・・
しまった
残すぐらいにしとかないといけないんだった
※食べきれないほどの料理を大判振る舞いでふるまうってのがアラビアン流おもてなしだそうで、それはヨルダンの時に経験してました
完食したら、お客に足りなかったと思わせたってことになるとか
※残したら美味しくなかったって思わせちゃうかも・・の日本とは違いますね
文化の違い
みんなむしゃむしゃ食べ散らかして
残しまくって去っていく
と言うわけで
もういいよーといっても
喜んでついでくれちゃう
わんこそば状態
お腹の皮がパンパンに張るまで頂いてしまった
食後には、シャイ(紅茶)かペプシ(コーラ)か何飲む?と
いえいえ、もう十分
お腹いっぱい
え
何も飲まないなんてありえないよ
なになに?・・・
何飲むの?とみーんなが聞いてくる
ポリスまで
じゃ、シャイをおねがいします
砂糖は入れる??
いらないよ
また別の人が来て
砂糖は???
いらないよ
しばし待つ
どこかの家から運ばれてきたシャイ
砂糖付き
(お砂糖大好きエジプト人)
むっちゃうまいやないかーい
いつも飲んでるリプトンティーバックとは断然違う味
ちょっとお高めの(特別な時にしか飲まない)イングリッシュティーとも違う
これってなんてシャイ?と聞いたら
お家に戻ってお母さんに聞いてくるといった男の子が
ワンパッケージもってきて
「はいどうぞ」
「写真とらせてね」といったら
「あげるよ」
「いえいえ~」
ポリスも
「もらっときなさい」
しぇー
ほどこしがすぎるでしょっ
ローカルシャイの葉
↓
お母さんが淹れてくれるから美味しいんだね
帰り際、毎日食べにいらっしゃいと言ってもらいました
シュクラーン(ありがとう)
お気持ちだけありがたく受け取ります←伝わらなかった
家にこもってたら経験できない文化
知らない世界がこんなに近くにあったんだなー
面白いな!
とわくわくした夜でしたとさ
毎日少しずつ書いていたら長ーくなってしまいました
最後までお付き合いありがとうございます
シュクラーン