6月2日からいよいよ「4K」の試験放送が始まった。


これまでどんなに大画面で高額な4K対応テレビを購入しても、放送されている現行番組(コンテンツ)を高精細な4K技術に“加工処理”していただけ。


本物の高画質とはいえなかった。それが4Kカメラで撮影した専門番組が見られるようになることで、普及に大きな弾みがつくと期待されている。


 しかし、試験放送は視聴者不在の見切り発車となった感が否めない。
というのも、4K放送を家庭で楽しむためには、試験放送を行っている「スカパーJSAT」のチャンネル(番号502)に合わせる必要があるため、CSアンテナの設置が必要になる。


それだけならまだしも、4K放送を受信するための専用チューナーが要るのだが、チューナーを発売する電機メーカーはシャープとソニーの2社のみ。


しかも、シャープ製の6月25日発売の製品が最短となり、ソニーに至っては秋になる見込みだ。
つまり、個人ユーザーは完全に取り残されているのである。



http://www.news-postseven.com/archives/20140603_259305.html