ホルムアルデヒドの原因物質特定、事業所調査へ
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120524-OYT1T01105.htm



 利根川水系から取水している1都4県の浄水場で発がん性が指摘されている化学物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、厚生労働省と環境省は24日、主な原因物質を特定したと発表した。

 この物質を大量保管しているとして国に届け出ている事業所は、利根川水系近くでは埼玉県内に2か所、群馬県内に3か所あるという。環境省は両県に対し、該当する事業所の立ち入り調査を要請した。

 発表によると、問題の物質は、ヘキサメチレンテトラミンと呼ばれる化学物質で、ゴムや合成樹脂の加工や農薬の補助剤などとして使われているという。

 厚労省が北千葉広域水道企業団北千葉浄水場(千葉県流山市)に保管されていた今月19日に採取した原水を分析したところ、1リットルあたり0・041~0・2ミリ・グラムが検出された。同省はこの化学物質が、水道消毒用の塩素と反応してホルムアルデヒドになったと認定。濃度や川の流量を基にした試算から、流れ込んだ量は0・6~4トン程度と推計している。