「雪男捕獲」おりには動物園職員 ロシア、寄付金目当て
http://www.asahi.com/international/update/0107/TKY201201070133.html



 イエティ(雪男)を捕獲――。そんな情報が昨年末、ロシアを駆けめぐった。ところが地元当局者による作り話だったことが判明。イエティに関する国際会議が昨年開かれ、実在への期待が膨らんでいただけに国民の落胆も大きい。

 「羊をかんでいた熊を撃とうとした猟師がイエティを見た」。昨年12月28日、ロシア南部のイングーシ共和国の労働社会発展大臣がインタファクス通信の取材にこう明かしたのがことの発端だった。

 同通信は大臣の言葉を引用し、「国境警備隊員が森でイエティに似た身長2メートルの生き物を捕獲した。ゴリラに似て色は黒く、メスと思われる。地元の動物園に運ばれ、数日後にはモスクワから専門家が来る予定だ」との記事を配信した。これがインターネットなどで広まり、ニュースサイトに「緊急情報!世界的センセーション」「ビデオか写真が見たい」などの書き込みが相次いだ。

 すると、翌日にはイエティがいるとされた動物園に、隣のチェチェン共和国から約1千人が訪れた。だが、実際におりに入っていたのは、ゴリラの着ぐるみをまとった動物園職員。

 大臣も騒ぎに驚いたのかすぐに、作り話だったことを告白、「恵まれない子どもたちを助けるための新年のお祝いのつもりだった」と弁明した。話題になれば人が殺到し、孤児や生活苦の子どもたちを支援する寄付金を集めることが出来ると思いついたという。実際、おり近くには寄付金を入れる箱が設置されていたという。

 ロシアでは昨秋、シベリア・ケメロボ州でイエティに関する国際会議が開かれ、イエティのものと考えられる足跡や体毛が発見されたことなどが報告され、ある専門家は「ケメロボ州には雪男が95%の確率で存在している」などと発言していた。


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