放射能と放射線
物質が放射線を出すときに、その物質は放射能を持つという 。放射能を持つ物質は自然界にもごく微量存在しているが、原子炉を運転すると(原爆・水爆が爆発しても)、放射能を持ったさまざまな物質が大量に生み出されてしまう。
つまり、核燃料(ウラン235やプルトニウム239)を核分裂させてエネルギーを発生させるためには、中性子(中性子ビーム)が必要だし、ウラン235やプルトニウム239の原子核が核分裂したときに、複数の中性子が発生する(そうでなければ核分裂の連鎖反応は起きない)。
また、原子炉の中でウランなどが中性子を吸収してできるアメリシウムやカリホルニウムなどの元素も中性子を放出する。
さらに、ウランやプルトニウムが核分裂して新しくできた不安定な状態にある元素や、中性子を吸収してエネルギーの高い状態になった元素の原子核が、より安定な、エネルギーの低い状態になるときに原子核から放出される放射線がアルファ線、ベータ線、ガンマ線である。
人体の被曝量(放射線を浴びた量)はシーベルト(Sv)という単位で測る。人は年間で、自然界から0.001Svから0.002Sv(1mSvから2mSv)を浴びているといわれている。X線撮影の場合はいろいろ条件によって変わるが、おおよそ0,05~4,3mSvとなっている。
放射能の危険性
放射線を浴びると、原子・分子から電子がはじき飛ばされ(イオン化し)、それが生物の遺伝情報が入っているDNAの場合、DNAの鎖が破壊されたり、2本の鎖をつなぐ塩基が壊されることがある。
被曝したあとすぐに(せいぜい数週間後に)出る急性障害と、数年、場合によっては数十年後に出る晩発性障害がある。
250mSv以上浴びると急性障害が出るという。急性障害としては、やけど、出血(内臓からも)、けいれん、脱毛、目の水晶体混濁、意識混濁、白血球減少、永久不妊などがあり、さらに多量に浴びた場合は死に至る。
従来7Sv以上浴びた場合は生存が難しいといわれてきた。
1999年の東海村の臨界事故でも、結局7Sv浴びた人を助けることはできなかった。つまり現代の最高の医療技術でも、それまでいわれてきた致死量を変えることはできなかった。
放射能計測器
放射線測定器RADEX RD1503/(株)佐藤商事

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商品の説明
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商品の仕様
ベータ線、ガンマ線を検知しデジタル表示(マイクロシーベルト)
約100gのコンパクトサイズ
アラーム設定あり。約40秒で連続測定可能。
放射線測定範囲は、0.05-9.99μSv/h (マイクロシーベルト毎時)
ガイガー=ミュラー計数管