http://ja.wikipedia.org/wiki/代理ミュンヒハウゼン症候群


代理ミュンヒハウゼン症候群(だいりミュンヒハウゼンしょうこうぐん、Munchausen Syndrome by Proxy, MSbP)とはミュンヒハウゼン症候群の一形態であって、傷害の対象が自分自身ではなく何か代理のものであるような精神疾患である。
多くの場合傷害対象は自らの子どもであるため、児童虐待と同列に挙げられることも多い。しかしながら傷害行為自体は患者の目的ではなく、手段として傷害行為に及び自分に周囲の関心を引き寄せることで、自らの精神的満足を他者から得ようとしているものである。子どもが患者の傷害の対象である症例では、患者は傷害を目的として行っているわけではないとはいえ、行為が反復・継続し、重篤な傷害を負わされる危険があるので、早急に対策を行う必要がある。傷害の対象と患者を隔離すれば、直ちに「傷害」は改善する。




京都府警がMSBPを殺人未遂容疑で逮捕。

http://d.hatena.ne.jp/hotsuma/20090102/p1


重病で入院中の1歳10カ月の娘の点滴に、注射器で腐敗した水を注入して殺害しようとしたとして、京都府警捜査1課と川端署は24日、殺人未遂容疑で、岐阜県関市の無職の女(35)を逮捕した。「死亡させるつもりはなかった。病状が悪化すれば娘に付き添って看病してやれると思った」と供述しているという。女は夫と長女、五女の4人家族で、次女と三女、四女の3人も幼いころ、相次いで病死しているという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081224/crm0812241130008-n1.htm

関市や関係者によると、次女は生後1年半ごろから病院への入退院を繰り返し、女は病院に泊まり込むなど次女の側を離れることなく懸命に看病したが、平成13年に4歳で死亡した。その後、女は三女~五女について市の定期検診を受けさせず、個別に健康診断を依頼。同市は「珍しいケースだった」としている。だが、三女は約1年半の入院生活の後2歳で、四女は約半年の入院後9カ月でそれぞれ死亡した。女の義父(73)は「次女と三女は膠原病による敗血症で亡くなった。嫁は愚痴一つ言わずに看病し、孫を心の底からかわいがっていた」と話す。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/207742/

容疑者(略)が点滴に雑菌入りの水を混入する一方で、五女を必要以上に抱きかかえたり、医師に病状をしきりに尋ねたりするなど異常ともいえる溺愛(できあい)ぶりを見せていたことが分かった。京都府警は容疑事実となった混入と普段の行動の大きなギャップに注目し、動機の解明を進めている。(略)同居している親族によると、(略)容疑者は、常に五女と行動を共にし、よく近所を歩いていた。虐待は一切なかったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000022-maiall-soci

入院中だった1歳10カ月の五女の点滴に腐敗した液体を混入したとして、殺人未遂容疑で岐阜県関市の女(35)が逮捕された事件で、京都府警が女の自宅を家宅捜索した際、小児医学に関する教本や雑誌などを押収していたことが26日、わかった。一方、京都市内の女の滞在先では、こたつの中から液体入りのペットボトルを押収。液体は点滴に注入したのと同じものとみられ、府警は女が医療知識をかなり身につけ、周到に犯行を計画した可能性もあるとみている。府警は、女の自宅や滞在先から、医学関係の書籍や雑誌数冊のほか、複数の注射器、液体入りのペットボトルなどを押収。書籍類はいずれも古く、相当前に購入したとみられている。女は平成13~18年の間に、次女~四女の3人を、いずれも幼くして亡くしている。女の義父によると、女が次女を4歳で亡くした13年以降、医学関係のホームページを熱心に見るなどしていたといい、義父は「へたな医者よりも知識があるくらい一生懸命勉強していた」と話す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000606-san-soci



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