あるとき悪友の一人に
「あんまり女をたぶらかすと、世間がゆるさないぞ!」
って忠告されるんですが、
その時ふと



世間とは、いったい、何の事でしょう。
複数の人間でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。
「世間というのは、君じゃないか」
(それは世間が、ゆるさない)
(世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?)
(そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ)
(世間じゃない。あなたでしょう?)
(今に世間から葬られる)
(世間じゃない。葬るのは、あなたでしょう?)



って気付くんです。
自意識の中から出てなかったのが
一歩外に踏み出したんです



その時以来、自分は(世間とは個人じゃないか)という、思想めいたものを持つようになったのです。

思いはじめてから、自分は、いままでよりは多少、自分の意志で動く事が出来るようになりました。



太宰さんも苦悩の末
気付いてたんでしょうね


現在はだいぶ人権とか個人の意志とか
尊重しようという時代になってきましたが
その時代、世間とは個人じゃないか!って主張して生きるには
まだまだ厚い壁があったんだろうなぁと


怖いけど、個人が自らの意志で行動し
幸せになると、世の中にも幸せが広がる



世の中は色んなことでサチってきて(飽和状態)
あれもダメ、これもダメ、みたいな窮屈感ありますけど

それでも、個人がどう生きたいか、が選べる
選んでいこう!っていう流れになってるのは
やっぱり幸せなことだし
人間の本質に還っていってるんだなと思いましたニコニコ




以上!


やっぱり長くなった!てへぺろ
ただ、一さいは過ぎて行きます。


厳格な父親に怯えながら育ったため
本当の自分を偽って生きてきた虚しさから
色んな事件を起こしまくった後
知らされた父親他界の知らせ


父が死んだ事を知ってから、自分はいよいよ腑抜ふぬけたようになりました。
父が、もういない、自分の胸中から一刻も離れなかったあの懐しくおそろしい存在が、もういない、自分の苦悩の壺がからっぽになったような気がしました。
自分の苦悩の壺がやけに重かったのも、あの父のせいだったのではなかろうかとさえ思われました。
まるで、張合いが抜けました。苦悩する能力をさえ失いました。




コンプレックスに悩んでもがいて苦しんで
今度はその根源がなくなり虚無感に襲われ
そうしている間にも世の中は何事も無かったかのように廻り続けている

ただ、一さいは過ぎて行きます。



私の中のモヤモヤした虚無感が
文字になったようでした




物語はその主人公の一生、みたいなことで
まあさぞかし主人公に感情移入しちゃって
ヤバいんだろうなーと思ってたんですが



感想としては
この人、自意識過剰!ニヤリ



厳格な父親で
気持ち分かってもらえなかったー
押し付けられたー
道化になるしかなかったー
とか言ってますが

反抗もできたはず!
それが怖いからって、周囲のせいにしてるだけ!

まあでも子供だし、難しいんでしょうね
私もそうだったから

その割に、自分は(努力なしで)勉強できちゃった、とか
女が勝手に言い寄ってくる(くらいいい男なんだって!いや自分は知らないけど周囲がほっとかないからさ)とか

ちょくちょく入る自慢w

そこにきて、さんざんヒモになって
都合が悪くなるとすぐ行方不明
女と入水とかやっちゃう


今で言うところのダメンズってやつですよね
不幸自慢する人はキライなので
イライラしてましたねムキー


ただ、そういう人に限って女が寄ってくんですよね~ニヤリ
母性とかいって、私がなんとかしなきゃ的な
今は女性大事にしましょうって風潮だけど
昔の女性はそういう人多かったんでしょうか



この主人公
ただ繊細で臆病なだけなんですよね


なので、周囲の意見にイチイチ反応して
そうだ、自分はダメなんだ、なんてやってるんですが...




続く










わたくし、声優の杉田智和さんが大大大好きハート
そんなとき見つけた



ぬぁんと雷!これはゲットせねばプンプン
とソッコーポチリとやりまして
杉田様のお声にウットリしてたところ

杉田さんの朗読していた『人間失格』


ただ、一さいは過ぎて行きます


この一文に
ハァ~分かるわーと
めっっっちゃ共感照れ




ちょうどその時は転職したばかりで
でもメチャクチャ忙しくて
何のために働いてるんだろう...って遠い目になってて

そんなときに人間失格に共感して
この本の人って自ら命を断ったんだよね?
私ヤバくない?w←まだ余裕ある
と思ってたので




その後気になり
まるごと読みました




太宰治ってすごく暗いイメージがあったので
ちょっと敬遠してたんですが
(明治~昭和初期の文学って暗いイメージないですか?言葉も、ハンケチとかwちょっと突っつきにくい)



なんか面白くて
ほぼノンストップで読んでしまったキョロキョロ



又吉さんが好きな作家さんに挙げてますよね

まあ完全に好みが分かれますが
面白かった





続く