大相撲の東横綱・日馬富士(33)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が九州場所前の秋巡業中、
同じモンゴル人力士の東前頭8枚目の貴ノ岩(27)=貴乃花部屋=に対して暴行を加えていたことが
14日、分かった。
日馬富士はこの日朝のけいこ後に謝罪。
「貴乃花親方、貴乃花部屋の後援会の皆様、相撲協会、私の部屋の親方に大変迷惑をかけたことを
深くお詫び申し上げます」と頭を下げた。
関係者によると、日馬富士は10月26日に鳥取市で開催された巡業のあと、
力士同士の会合で酒に酔い、暴行に及んだ。
ビール瓶で、貴ノ岩の頭を殴りつけていたという。
貴ノ岩は巡業後、11月5日から9日まで福岡市内の病院に入院したという。
九州場所は12日の初日から休場している。
相撲協会からは2日目の13日に
「脳振盪(しんとう)、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋(ずがい)底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」の
診断書が公表されていた。
このことを重く見て、日馬富士は、大相撲九州場所をきょう(3日目)から休場している。
力士による暴行事件は、過去にもたびたびおこっていて、
7年前の平成22年には、当時の横綱・朝青龍が暴行を加えていたことが発覚し、
出場停止・引退に追い込まれている。
平成19年には、当時の時津風部屋にいた当時17歳の力士が、
当時の親方や兄弟子らに暴行を受け死亡し、
当時の親方らが逮捕、有罪判決が言い渡された。
今回の日馬富士の件も、貴乃花部屋から被害届が出ていることから、
休場どころでは済まされない。
後日、何らかの処分が下ることは避けられないだろう。
最悪の場合、日馬富士の力士生命にかかわるような処分になる可能性もある。
いずれにしても、相撲協会の権威、横綱の品位が大きく汚されたことは、間違いなさそうだ。