2024(令和6)年3月24日
大銀杏すら結えない新入幕力士が
大相撲の110年の歴史を塗り替える
大快挙を成し遂げた。
大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)での
大相撲春場所千秋楽
12勝2敗で優勝に王手をかけていた
新入幕・尊富士(たけるふじ)が、
本割りで豪ノ山に押し倒しで勝ち
13勝2敗で初優勝
1914(大正3)年夏場所の両国以来、
110年ぶりの新入幕での初優勝!!
しかも、十両→幕内と、連続優勝だった。
前日(14日目)に敗れたときに、右足首を痛め、
出場できるかどうか心配されたが、
きょうは、 痛めた右足首をテーピングで固めて
強行出場し、
110年ぶりの快挙にこぎつけた。
すさまじい優勝への執念だった。
初土俵から所要10場所での初優勝は、史上最速。
しかも、殊勲賞、敢闘賞、技能賞と
三賞をすべて独占した。
これも、51年ぶりの快挙だ。
終わってみれば、
幕尻の新入幕力士の優勝という
予想だにしてなかった結末となった。
来場所(夏場所)は5月、
東京・両国国技館で行われる。
来場所は、横綱・大関陣の奮起を期待したい。