大阪府立体育会館(ｴﾃﾞｨｵﾝｱﾘｰﾅ大阪)での
大相撲春場所14日目
新入幕で12勝1敗で、110年ぶりの新入幕での初優勝に王手をかけていた
前頭17枚目・尊富士(たけるふじ)だったが、
前頭筆頭・朝乃山に寄り切りで敗れて、
本割りで優勝を決めることはできなかった。
尊富士は2敗に後退した。
しかも、その一番で右足を痛めたらしく、
取組後、車いすに乗せられて医務室に連れていかれた。
尊富士の右足の状態が心配だ。
朝乃山にも、元大関として、相撲経験のキャリアからして
優勝を決めさせたくない意地があったのだろう。
もしこの一番で朝乃山が負けていたら、
朝乃山の相撲キャリアやプライドに傷がつくかもしれなかった。
その直後の一番で、3敗の大の里が勝って、3敗を守ったため、
この時点で、優勝争いは千秋楽に持ち越された。
3敗だった大関・豊昇龍は、大関・琴ノ若に敗れて、優勝争いから脱落。
あすの千秋楽の優勝争いは
尊富士か、大の里か、
平幕の2人にしぼられた。
尊富士は、右足首を痛め、救急車で病院に向かったということで、
あす、土俵に立てるかどうか心配だ。
荒れる春場所、どんな結末になるのか？