大相撲 宮城野部屋の幕内力士(初場所では前頭8枚目)の

北青鵬(ほくせいほう)(22)が、

1年ほど前から、弟弟子ら2人に、

顔を平手打ちしたり、ほうきの柄でたたいたりする身体的暴力や、

財布や手の指に接着剤を塗ったりする嫌がらせをしていたことが発覚し、

引退勧告相当の処分を受け、引退となった。

 

事実上の「懲罰引退」である。

 

もちろん、力士としてだけでなく、

一人の人間として、あってはならないことであり、

処分は妥当である。

 

厳しい稽古で得るものはあるが、

暴力では何も得るものはなく、

身体的・精神的に苦しみを与えるだけだ。

 

師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)も、監督責任を厳しく問われ、

2階級降格&報酬減額(減俸)となり、

 

宮城野部屋も、当面の間は伊勢ケ浜一門の管轄下におかれ、

宮城野親方は、直接力士を指導できなくなった。

 

いまだに、こうした暴力に頼る指導が行われているのが、信じられない。

まだ完全に、古い体質から脱却できていないのではないか。

 

これは、宮城野部屋だけでなく、

相撲協会全体の問題として、考えなければならないかも。