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アヅ☆マスター

アヅサのユルユルダラダラ記録

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梅雨らしい。
雨の中、新しく活ける花を選びに。
 
今回の事で、人間のしきたりではあるが仏花やお供え物など自分なりに調べたりした。
だが、彼は人間ではない。それにもしも人間だとしても、あたしはしきたりに従ってこの二つを用意したとは思えない。
 
今まで通りに過ごしている。
夕飯の時間、朝食の時間。水を変える時間。食していたもの。週末はちょっとしたご褒美晩餐。
水曜日はトイレシーツを交換する日だったから、その分花の水替えをしたり。
変わらないように。変わらないようにと彼の過ごした習慣をなぞって過ごしている。
 
薔薇の香りが好きだった。あたしとそっくり。
今回は薔薇の花。棘は取ってあるから安心して近寄りな。葉や茎は食べちゃ駄目。
植物や香りには生前終始気を配って生活していた。
だが、今は思う存分楽しんでもらいたい。
赤や桃色が好きだった。
花は赤系を用意したい。選ぶ時も彼の事を色々と考えている。その時間が、今は大事で愛おしくも思っている。
 
向日葵も添えてみた。
太陽のような彼に。日向ぼっこが好きな甘ったれに。
この期間は出来るだけ、毎回向日葵も添えて夏を過ごそうか、なんて考えたりしている。
 
そんな事を、ずっとずっと考えている。この先も彼に会える日までこうやって考えに考え続けて生活をなぞりながら過ごしたい、と手を合わせてはずっと向かい合っている。
 
それが、あたしと彼のしきたり。
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あんじの花は一輪また開花した。嬉しいね。
 
今日は休日。部屋の掃除をしなくては。
洗濯は諸々終了。
 
あんじのパッケージのお菓子を、あんじを愛でて下さった皆様へ少しずつだがお会いする度に配布している。自己満足。
それでも勘弁して下さい。
お渡しする皆様へ感謝の気持ちを込めて一言ずつパッケージに言葉を入魂してお渡ししているのだが、昨日は嬉しい事があった。
 
猫好きな他部署の方。
あんじが旅立った後の事。
職場でも泣いてしまった際にあんじの名前を知りたいと仰り、写真や動画も観たいというのでお見せしたところ、笑顔であんじの名を何度も画面に向かって呼んで下さった。
そのお気持ちであたしの泣いた顔すら笑顔になった。
 
そんなお優しい方に件のお菓子をお渡ししたのはもう数日前だが、いかんせんあたしのあんじへの気持ちが重い為、処分に困ってしまうのではないかと危惧していた。
 
「食べたら構わず捨てて良いよ。」
と伝えたところ
「捨てないよ。捨てられないよ。大事にする。飾るから。」

と仰って下さった。それだけで満足だった。

 

その後、一旦はパッケージも無かったので無事に消化して下さったと思っていたのだが、昨日その方の机にあんじのパッケージ部分だけを綺麗に切り取り飾られているのを見つけたのだ。

申し訳ない、しかし嬉しい。有難い。

すぐにお礼を申し上げたところ

「切り取れば机にも飾りやすいでしょう?それに写真も撮ったんだ。」

と笑顔を向けて下さった。お菓子のパッケージの写真まで撮って下さるなんて。

元画像なら差し上げるのに、と言いたかったがそれまた愛が重い気がして、ただただ彼には感謝を伝えた。

 

有難い。

隣の机の方はまだ開封せずに、しっかりと彼女の電話の隣に立て掛けて飾って下さっている。

 

昨日は帰ってすぐにあんじへ報告。

言葉だけでなく、大事にして下さったことに感謝。

あんじ、嬉しいね。

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あんじの身体と心が離れてから、明日で2週間。
早いのに遠い気がする。
 
あれからも忙しなく、むしろそのお陰で泣くことも減ったけれど、今日は急にまた泣けてしまった。
会いたいなぁ。
 
あんじのお骨の側には切り花を置くようになった。最初の1週間は仏花だったけれど、今回からは拘らずにしようと思って手に入れた芍薬。
この時期しか咲かない、大輪の凛としたそれを。
この花は開いたと思ったら、あっという間に落ちてしまう。
今はまだやっと咲き始めたこの花たちとも1週間もするとお別れかしら。
 
芍薬は水を良く吸う、と切り花の扱い方に書いてあったけれど本当に水をぐんぐん吸う。前回の仏花は3日ほど水が保ったのに、2日で今にも枯れてしまいそうなほど花瓶の中の水を吸い上げてしまった。
芍薬の切り花は咲かせるのが難しいというけれど、少しずつ花びらが開いてきている。
生命は凄い。
 
あんじの好きな温かみのある色だったので、思わず手にしたこの花を帰宅後に眺めてから、いつものようにあんじに「ただいま」と手を合わせたら一気に寂しくなってしまった。
一人ぼっちだよ。
 
変な話だけど、その後入浴を済ませて髪を乾かそうとしたら、リビングからあんじの声が聴こえたような。
ごめんね、心配させちゃったね。また明日からも頑張るね。