朝から大学病院へ。
両親も付き添って。「あんじは家族なんだから。」と、みんなで休みを合わせて伺いました。
いつもの動物病院とは違って大学病院だしドキドキ。緊張。
自分も大学病院で勉強して、働いてきたけどペットの事になるとね。。。学生に見られるとか、教材となってしまうことに若干の抵抗感もあったりで。
でもとても優しい先生でした。
一緒に診察室で、あんじを解放して歩く様子やジャンプ、飛び降りる様子を観察したり触診したり。「うちも15歳の猫がいるけど、あんじくん大きいね。うちより若く見えるね。」と話しかけたり撫でたりスキンシップを一杯しながら診察してくれました。
こちらは情報提供書。
大学病院なので、フラッと行って診てもらう事は基本不可能です。掛かりつけの先生が書いて下さって先生の方から電話で予約を入れてくれました。
人間の病院と違って、ほぼ予約時間の内に名前を呼んで貰えた。動物なので、おトイレだったり、待てなかったり喧嘩だったりあるものね。
色んなあんじの行動を見つつ、あんじを後ろの二本足で立たせて診察台の上でダンスしているように前や後ろ、横へ動かして後ろ二本足がどう動くか観察。ここでやっぱり左の後ろ脚の反応が鈍くて。
特に後ろに下がろうとさせると、右足はてんてんと床に脚をつけながらバックするのに対して左足は右足が二回床に着く間にやっと一回、という感じ。
尾てい骨付近の触診でも、一部触るとビクビクッとわずかに震えて痛みを感じているとの事でした。
再度レントゲンも撮影。
でもやはり異常は無し。
日常生活に問題ない事、痛みの部位が尾てい骨付近でありそこから後ろ脚の反応が鈍くなっていることが考えられるけれど今あえて全身麻酔を掛けてMRIやCTを撮る必要は無いように思われる、と。
もしかしたら何か僅かに病変が見つかって解るかも知れない。でも恐らく現状では何も映らない可能性の方が高い。それでも精密検査や病変が見つかった場合にそこまで大きく今の生活に影響を及ぼしていないものをリスクを背負って外科的手術を施行したいのか。
先生としてもそこまでするのはあんじにとって可哀想であると考えていらっしゃったのと、あたし自身も何か病変が今の段階で見つかって手術適応に入る段階まで来ているのなら、一度考えさせてほしいと答えるつもりでしたが、そうじゃなくまだ適応にもならないほど僅かなものであればこの小さなお爺ちゃんになってきたあんじの身体を痛めつけるのはしたくなかったので、これ以上の検査も望みませんでした。
先生の方から、もし今後歩行状態がますますひどくなるような場合に向けての内服治療のアドバイスや対応を掛かりつけの先生に直接電話とデータで送って下さるとの事で安心しました。
あんじに今の段階では特にこれ以上の検査や治療をしなくても良いんだと解った瞬間診察室で涙が出てきてしまった。
ホッとした。
「まだまだ、20歳まで頑張ろうね。」
先生が言って下さってホッとした。
シェルターや保護猫カフェで多くの猫達と出会いました。多くの命をお空に見送りました。沢山の闘病している子達に会いました。
みんながあたしに教えてくれたこと。
あんじの脚は安心したとは言っても「異常は異常です。この先もしかしたらまた、今見つからなかった何かが解るほどの状況が来るかもしれない。」と先生も言ってました。
両親も掛かりつけの先生も気付かない、日常のほんの一瞬のふらつき。
猫は他の動物と比べても痛みや病気を我慢強く隠してしまうのが非常に上手いんです。一瞬を見逃さないようにしてあげないと、我慢させないであげないと場合によっては取り返しのつかないことになってしまう。
「あの子がふらついてたのと同じようなふらつきだったよ…?」
他の猫達が、闘病していた子達が教えてくれた一個一個の瞬間があたしの記憶に残ってあんじを救ってくれていると思います。
みんな、有難う。
出会った猫達全員があんじの異変に早く気付かせてくれて救ってくれてるよ。
みんなに出会えたことはあたしの、あんじの宝物です。


