77-2006
生後1か月の女児.家族歴なし.両親はいとこ婚.ある春の晴天時の昼に母親とともに約30分間外出した.その日の夕方より顔面、手背に紅斑,腫脹が出現した.翌日になるとそれらの症状はさらに増悪し,一部に水疱を形成するようになったため皮膚科を受診した.この患者の診断を確定するために重要な検査を2つ選べ.
a.EBウイルス抗体価の測定
b.血液・尿中ポルフィリン体の検索
c.染色体検査
d.不定期DNA合成能測定
e.人工光源を用いた皮疹の誘発テスト
生後1か月の女児.家族歴なし.両親はいとこ婚.ある春の晴天時の昼に母親とともに約30分間外出した.その日の夕方より顔面、手背に紅斑,腫脹が出現した.翌日になるとそれらの症状はさらに増悪し,一部に水疱を形成するようになったため皮膚科を受診した.この患者の診断を確定するために重要な検査を2つ選べ.
a.EBウイルス抗体価の測定
b.血液・尿中ポルフィリン体の検索
c.染色体検査
d.不定期DNA合成能測定
e.人工光源を用いた皮疹の誘発テスト
ポルフィリン症
日光曝露後、すぐに皮疹出現
b.血液・尿中ポルフィリン体の検索
c.染色体検査
1.先天性骨髄性ポルフィリン症
congenital erythropoietic porphyria;CEP
症状
生後まもなく光線過敏症(水疱,膿疱,潰瘍,やがて瘢痕)で発症する.中間生成物が排出されるため,ワイン色の尿や黒紫色の糞便をみる.赤血球や歯,骨にも蓄積し,Wood 灯を照射すると紅色の蛍光をきたす.溶血性貧血により脾腫などを認める.
病因
先天的にウロポルフィリノーゲンⅢシンターゼが欠乏しており,このため別経路を介してウロポルフィリンⅠ,コプロポルフィリンⅠが造血組織で大量につくられる.これが皮膚や赤血球に蓄積し,光エネルギーを吸収して細胞膜を破壊する.常染色体劣性遺伝でまれである
色素性乾皮症は、MED遷延し、3日目に極期。幼少時期より発症
d.不定期DNA合成能測定
e.人工光源を用いた皮疹の誘発テスト
???
ポルフィリン症候群の病型
ポルフィリン代謝経路と作用酵素