9-2009 成熟T リンパ球をつくる器官(組織)はどれか。1 つ選べ。 | 皮膚科専門医試験勉強されている方、皮膚病、皮膚に関心のある方のためのブログ!!!

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9-2009 
成熟T リンパ球をつくる器官(組織)はどれか。1 つ選べ。
a.骨髄  
b.脾臓  
c.胸腺  
d.パイエル板 
e.扁桃    





















成熟T リンパ球をつくる器官(組織)はどれか。1 つ選べ。
a.骨髄  ×1次リンパ器官 B細胞
b.脾臓  ×2次リンパ器官 ?
c.胸腺  ○1次リンパ器官 ?
d.パイエル板  ×2次リンパ器官
e.扁桃  ×2次リンパ器官  





骨髄(こつずい、英語:bone marrow)は、骨の中に存在する柔組織である。骨髄には、大きく分けて2種類の細胞がある。血液の細胞とそれを支持する間質細胞である。

造血器官として

骨髄間質細胞は、骨髄中に存在し骨髄穿刺で容易に採取でき造血を支持する細胞として知られ、間葉系の細胞と同じかたちをしており,骨髄の中で細網構造をとっている。
骨髄は血液に富み、あらゆる血球系細胞(赤血球、白血球、リンパ球、血小板のもとになる巨核球など)に分化できる造血幹細胞が存在する。マウスにおいては一個の造血幹細胞を移植することによって、すべての造血系細胞を再構成させることができることが証明されており、ヒトにおいても骨髄移植は白血病など造血系の疾患の根治的治療として有効である場合がある。造血機能を営んでいる骨髄は赤色を呈するため赤色骨髄(あるいは赤色髄)、造血機能を失い脂肪化している骨髄は黄色を呈するために黄色骨髄(あるいは黄色髄)と呼ばれる。 造血を行う赤色骨髄は幼児期は全身の骨に存在するが、加齢と共に四肢の骨の造血機能は失われ、黄色骨髄に置き換わる。 25歳を過ぎた成人では体躯の骨にほとんどの赤色骨髄が存在する。特に腸骨と胸骨に大量の赤色骨髄が存在する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E9%AB%84



脾臓(ひぞう)は脾動脈および脾静脈に介在する臓器である。以下の記述は特に断りがない限りヒトの脾臓についての記述である。
左の上腹部にあり、上方は横隔膜に接し内側は左の腎臓と接している。前方には胃が存在する。肋骨の下に隠れており通常は体表からは触れない。
なお、東洋医学でいう五臓六腑(五臓:肝・心・脾・肺・腎)の一つである「脾」は「脾臓」とは異なっている。五臓の脾は主に消化吸収などを担っており、解剖学的に対応する臓器はむしろ「膵臓(すいぞう)」である。これは脾臓と膵臓を別の臓とは考えず、ひとつの臓(脾臓+膵臓=脾)と考えられていたのではないかという説もあるが、正確な理由は現在もわかっていない。膵臓は黄色い組織であるため、脂肪と考えられて脾臓に膵臓の機能が割り当てられた可能性もある。また、横っ腹が痛くなる原因は脾臓が急激な動作によってだんだん縮んで痛みが起こると考えられている。

脾臓の解剖

脾臓の大きさは、長さ12cm、幅7.5cm、厚さ5cm程度である。重量は内部の血液量で変化するが100~200g程度である。柔らかく色は赤紫色である。

脾臓の組織・構造

脾臓の表面は白く厚い被膜で覆われている。一部は動脈を伴い脾臓の内部へと入り込んでいる。この構造を脾柱という。脾柱は脾臓の内部で複雑に絡み合い網目状となる。網目は柱網と呼ばれ脾臓の形態構築にかかわっている。網目の内部は白い斑状の組織である白脾髄と赤い組織の赤脾髄で埋められている。白脾髄はリンパ球の集まりであり免疫機能を担っている。赤脾髄には毛細血管が豊富に存在し赤血球に富んだ組織である。

脾臓の機能
免疫機能:白脾髄でB細胞(Bリンパ球)、Tリンパ球、形質細胞を成熟させ、血液を増殖の場とする病原体に対する免疫応答の場となる。脾摘された人がマラリアなどに感染すると重症化しやすい。
造血機能:骨髄で造血が始まるまでの胎生期には、脾臓で赤血球が作られている。生後はその機能は失われるが、大量出血や骨髄の機能が抑制された状態では再び脾臓での造血が行われることがある(髄外造血)。ラットやマウスでは出生後も造血が行われる。
血球の破壊:古くなった赤血球の破壊を行う。赤血球中のヘモグロビンを破壊し鉄を回収する働きもある。
血液の貯蔵機能:血液を蓄える機能がある。人間ではそれほど多くの血液の貯留はされないが、犬や馬などの動物では大量の血液が貯留されている。筋肉が大量の酸素を必要とするような運動時には、脾臓から貯蔵されていた血液を駆出することで充分な酸素を筋肉へ送り届けることが出来る。急激な有酸素運動を行った際に起こる、胸部を締め付けられるような痛みはこの働きによるものである。

脾臓の病気

脾腫
脾臓が何らかの原因で大きくなってしまった状態を脾腫という。原因としては、肝硬変などによる門脈圧亢進症、白血病・骨髄増殖性疾患・感染症などの浸潤性疾患の2種がある。脾腫が著明になると、脾臓の機能が亢進した状態になり、血球の破壊がどんどん進むため貧血や出血傾向などが出現する。このような状態では対処法として手術によって脾臓を摘出することがある。
脾摘が適応となる疾患
遺伝性球状赤血球症、不安定ヘモグロビン症、温式自己免疫性溶血症(温式AIHA)、サラセミア、PK欠損症(pyruvate kinase deficiency)、特発性血小板減少性紫斑病(ITP;idiopathic thrombocytopenic purpura)etc.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%BE%E8%87%93


胸腺(きょうせん:Thymus)は胸腔に存在し、T細胞の分化、成熟など免疫系に関与する臓器。胸小葉とよばれる二葉からなっており胸骨の後ろ、心臓の前に位置し、心臓に乗るように存在する。

構造 [編集]

胸腺は被膜におおわれており、その中に胸小葉がある。小葉はさらに外見の違いから皮質と髄質に分けられる。適当な方法で染色すると皮質は濃く染まり、髄質は薄く染まる。

胸腺には以下のような細胞が存在する。
①上皮細胞:各種のホルモンを分泌する。
②胸腺細胞(リンパ球)
③大食細胞(マクロファージ):胸腺内に散在し退化リンパ球を食べる。
④樹状細胞


胸腺の顕微写真
白っぽく見えるのが上皮細胞と上皮細胞同士をつないでいるデスモソーム
発生の過程において胸腺の原基は第3咽頭嚢に由来しており、これが下に降りてくる。はじめ胸腺の原基は上皮細胞のみから構成されているが、ここに血流を介してリンパ球の前駆細胞が割り込んで入り上皮細胞を押しのける形で猛烈に増殖する。そのため最初立方形であった原基は伸展・扁平化し網目構造をつくるようになる。

成熟した胸腺において外側の部分である皮質は、上皮細胞が形成する網目の中にリンパ球(胸腺細胞)がぎっしり詰まっている。このリンパ球は免疫応答をおこせない未熟なものがほとんどである。一方内側の髄質は皮質に比べて上皮間の結合が粗く、リンパ球成分は少ない。しかしこれらは成熟したリンパ球でやがてT細胞として末梢に出ていくものである。髄質にはリンパ球のほかに、マクロファージ(大食細胞)や樹状細胞といった抗原提示の細胞や上皮細胞の変化した胸腺小体(ハッサル小体)が認められる。
生理的機能 [編集]

胸腺では正の選択と負の選択によって適切なリンパ球のみを末梢に送り出している。正の選択では皮質の上皮に発現するMHC分子とこれに結合した自己ペプチド抗原に対して、適度な親和性があるTCR(T細胞抗原レセプター)を有する胸腺細胞が選択的に増加する。負の選択では自己MHCと自己抗原に強い親和性をもつ自己反応性の細胞が髄質内で消去される。こうした一連の選択は一般に「教育」とよばれる。T細胞は主として感染細胞を破壊する細胞性免疫にかかわる。
胸腺に先天的な胸腺不全(ディジョージ症候群など)があると細胞性免疫に欠陥が生じ、感染症にかかりやすくなる。
感受性・老化 [編集]

胸腺は放射線や副腎皮質ホルモンなどに暴露されると萎縮するが特にT細胞を盛んに産出している時期は感受性が高い。胸腺中のリンパ球が最も多いのは思春期(10代前後)でピーク時の胸腺は30~40gに達する。その後は急速に萎縮し脂肪組織に置き換わる。そのため胸腺は最も老化の早い器官[1]といわれる。逆にいえば胸腺は発達が早く、たとえば、出生直後のマウスで胸腺摘出を行うと、マウスは免疫不全に陥るが、成熟マウスで摘出をしても免疫系に影響は少ない。これは、成熟した個体では十分なT細胞のプールができ、末梢でもリンパ球が生理的増殖を行うようになるからである[1]。
胸腺の血管系 [編集]

胸腺において血管は皮質から入り髄質の方へと向かうが、皮質側において細動脈・毛細血管は上皮性細網細胞による細胞突起で囲まれているうえ、毛細血管は無窓性の内皮と厚い基底膜をもっており、特にタンパク質はここを通りぬけられない。これらの構造はT細胞産出の場である皮質に余計な抗原が侵入するのを防ぐのに役立っており、血液‐胸腺関門(blood-thymus barrier)と呼ばれる。
その他 [編集]

胸腺の近くには横隔神経や反回神経が通っているので、胸腺の摘出を行う際これらの神経を傷つける恐れがある。横隔神経が麻痺すると横隔膜が上がったままになり息切れしやすくなり、反回神経が麻痺するとしわがれた声(嗄声)になるといった症状がでる。

西洋医学における胸腺の機能の理解不足と加害の歴史 [編集]

1950年代には、一流病院の西洋医学の医師らはX線で子供たちの胸腺を損傷・破壊していた。幼児期は活発に免疫系を発達させる時期にあたり、リンパ球に抗原を認識させる際などに胸腺が重要なはたらきをしており、そのため子供の胸腺はもともと肥大しているものなのだが、当時は、胸腺の機能が理解されておらず、幼児期における肥大を何らかの病気の兆候であると誤って判断されていたためである[2]。 米山公啓も胸腺を例として挙げ、わずか20数年前までは、"子供のときにだけ役目を果たして、大人になると無用のもの"などと、医学部では教えていたが、現在では、免疫機構で重要な役目をするT細胞[3]というリンパ球が胸腺の中で成熟していることが判っていると、と述べた[4]。そして、「本来、人体には、"いらないもの" などというものは無いのではないか、ただその作用が、「現在の科学」の未熟なレベルでは検出できない、というだけのことではないか」と米山公啓は警告した[5]。近代医学においては、"何の役にも立っていない"などと説明される臓器がいくつもあるが、そういった臓器が、後の時代になって、実は非常に大切な役目を果たしていた、と判明するようなことはよくあることである[6]。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%B8%E8%85%BA


パイエル板(パイエルばん、Peyer's patch)は、空回腸や結腸壁などで腸間膜の反対側に位置する哺乳類固有の免疫器官のひとつ。

歴史 [編集]

小腸の内側(管腔側)には、絨毛と呼ばれる小さな突起が密集して栄養分を吸収する役割を果たしている。しかし、1677年、スイスの医師パイエル (Joseph Conrad Hans Peyer)は、この絨毛が小腸内部に均一に生えているのではなく、ところどころに絨毛が未発達の領域がパッチワーク状に点在していることを見出し、これをPeyer's patch(パイエル板、パイエルのパッチ)と名付けた。その後、組織学的な解析から、この「パッチ」の下にあたる、小腸の粘膜固有層に、リンパ小節が平面上に集合していることが明らかになり、このリンパ小節による平板状のリンパ組織がパイエル板と呼ばれるようになった。その役割は長らく不明であったが、1970年代から免疫学の進歩に伴って、腸管免疫とよばれる、生体防御に関わる免疫機構において重要な働きを担っていることが判明し、その機能が徐々に明らかになりつつある。
概要 [編集]

脊椎動物にはリンパ小節と呼ばれるリンパ球の集結する免疫器官があり、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類ではこれが集合リンパ小節と呼ばれる集合体を形成する。一般によく知られたものは口腔に形成される扁桃や、哺乳類に見られるリンパ節であるが、その中のひとつに小腸にみられるパイエル板がある。ヒトでは小腸の空腸の部分から孤立リンパ小節が出現し、回腸に至るとリンパ組織が増加して、腸間膜付着部と腸壁を隔てて反対側の粘膜内に、20~30個のパイエル板が出現する。1個のパイエル板は約20個のリンパ小節から構成されている。
小腸の粘膜固有層の中に数十~数百のリンパ小節が平面的に集合したもので、扁桃やリンパ節ほど器官としては分化していない。リンパ球が多数集合しており、その中のB細胞の一部はプラズマ細胞に分化して、免疫グロブリンの中でも主としてIgAを産生している。腸内細菌など腸管内物質に対する免疫応答の制御に関わっている。
M細胞 [編集]
パイエル板の免疫で重要な働きをするのがM細胞 (microfold cell)である。M細胞は、腸管の上皮組織の一部で、腸管内と接している。M細胞は腸管内腔側からエンドサイトーシスによって腸管内腔の細菌などの抗原を取り込み、基底膜側で接触しているT細胞やB細胞、マクロファージに提示することによって、パイエル板内の免疫細胞群に抗原情報を伝達する。パイエル板内では種々のリンパ球などの間で複雑に情報処理が行われ、病原微生物に対してはIgAの分泌を中心とする免疫応答による排除が、食物由来のタンパク質や腸内の常在細菌に対してはアレルギー反応などの異常な免疫反応が起こらないような免疫寛容が、それぞれ誘導されていると考えられている。つまり、食物由来のタンパク質に激しく免疫応答を起こしてしまう食物アレルギーにも、パイエル板での情報処理が深く関係していることになる。
また、本来は生体防御の中枢器官であるパイエル板であるが、病原生物の中にはM細胞によるパイエル板への異物取り込み・提示機構に適応して、感染を成立させる能力を身につけているものもある。赤痢菌がその例として挙げられる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%AB%E6%9D%BF


扁桃(へんとう)は、二次リンパ器官に分類されるリンパ上皮性器官である。口腔、鼻孔から吸引した異物が咽頭に到る前に免疫応答できるような配置をなす。単なるリンパ節の集合体ではなく、粘膜上皮直下の密なリンパ小節の集まりと、表面の亀裂と陥没によって特徴づけられる。亀裂は上皮を伴っており、特に口蓋扁桃では盲管状となり深部に至る。盲管内では、上皮内へのリンパ球と顆粒白血球の遊走が見られることが特徴。
アーモンドの種子の形に似ているためアーモンドの別称である「扁桃」と命名された。口蓋弓の中間にある陥没に位置する口蓋扁桃(こうがいへんとう、右図)と舌根にある舌扁桃(ぜつへんとう)、咽頭円蓋にある咽頭扁桃(いんとうへんとう)はまとめてワイダイエル輪 (en:Waldeyer's tonsillar ring) と呼ばれる。このほか、耳管内口周辺粘膜下の耳管扁桃が存在する。耳管への異物の侵入を防ぐと考えられている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%81%E6%A1%83


一次リンパ器官と二次リンパ器官
•一次リンパ器官ではリンパ球が分裂により増殖する。 骨髄と胸腺がこれに相当する。 作られたリンパ球は二次リンパ器官へと移動していく。
•二次リンパ器官では抗原との接触によりB細胞の分化、クラススイッチと体細胞突然変異による高親和性クローンの選別が起きる。 脾臓やリンパ節、パイエル板がこれにあたる
http://www.biol.okayama-u.ac.jp/%E5%85%8D%E7%96%AB%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6%E8%AC%9B%E7%BE%A9/%E5%85%8D%E7%96%AB3.pdf


リンパ球
免疫システムは、リンパ球の働きによって抗原を記憶して、異物(非自己)と自己とを区別します。リンパ球は必要に応じて血流、リンパ系、各種組織を巡ります。













リンパ球





免疫システムは過去に遭遇したあらゆる抗原を記憶できます。これはリンパ球が何年も、場合によっては何十年も生きるからです。リンパ球は、過去に遭遇した抗原に再会すると、その特定の抗原に素早く活発に反応します。この特異免疫反応があるために水ぼうそう(水痘)やはしか(麻疹)は、1度かかると2度とはかかりません。また病気によっては予防接種で発病を予防できます。

リンパ球にはBリンパ球、Tリンパ球、非特異免疫に関与するNK細胞があります。

Bリンパ球: Bリンパ球(B細胞)は、骨髄で形成されます。Bリンパ球は、表面に受容体と呼ばれる特別な部位をもち、そこで抗原と結合します。Bリンパ球が抗原と出会うと、抗原は受容体と結合しBリンパ球を刺激して形質細胞に変えます。この形質細胞が抗体をつくります。これらの抗体は、刺激を受けた抗原に特異的に反応します。

Tリンパ球: Tリンパ球(T細胞)は、胸腺でつくられます。そこでTリンパ球は、自己と異物との区別の仕方を学びます。そこでは自己識別分子に寛容なTリンパ球だけが成熟し胸腺を離れることができます。このトレーニングの過程を通過しないと、Tリンパ球は自分自身の細胞と組織を攻撃してしまいます。

成熟Tリンパ球は脾臓などの2次リンパ系器官、骨髄、リンパ節でつくられ保存されます。成熟Tリンパ球は、血流やリンパ系を巡り、細菌や、ウイルスに感染した細胞のような、ある種の異物細胞や異常細胞を探し出して攻撃します。

Tリンパ球には以下のような、いくつかの異なるタイプがあります。

キラー(細胞傷害性)T細胞
―異物細胞や異常細胞に出会うと、それらの細胞に抗原があるのを認識して結合して細胞膜に穴を開け、内部に酵素を注入して殺す。
ヘルパーT細胞
―Bリンパ球が異物抗原を認識し抗体をつくるのを助けたり、キラーT細胞が異物細胞や異常細胞を殺すのを助ける。
サプレッサーT細胞
―特殊な物質をつくり出して免疫反応を終結させる。
Tリンパ球が自己と異物とを区別する能力をもっていなかったり、失ったりすることがあります。なぜそうなるかは完全にはわかっていませんが、このような場合には免疫システムが自分自身の組織を攻撃する自己免疫疾患になってしまいます(自己免疫疾患を参照)。
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec16/ch183/ch183c.html

http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/pdf2/immunol2.pdf


Tリンパ球

B細胞とともに免疫機能の中核を担う細胞。
1)骨髄中の造血幹細胞に由来するT前駆細胞が胸腺へ移行し,胸腺中で分化増殖して成熟T細胞となり末梢リンパ組織へ移行する。一部のT細胞は腸管上皮近傍など胸腺以外の組織でもつくられる。
http://www.geocities.jp/study_nasubi/f/f18.html



http://akimichi.homeunix.net/~emile/aki/html/medical/hematology/node15.html


特異免疫に関与するリンパ球とその種類2
Bリンパ球(B細胞)は、骨髄で形成される。 Bリンパ球は、表面に受容体と呼ばれる部位を持ち、抗原と接触すると、抗原が受容体と結合し、Bリンパ球を刺激して形質細胞に変化させる。 抗体を造るのはこの形質細胞である。抗体は刺激を受けた抗原に特異的に反応する。 Tリンパ球(T細胞)は、胸腺で造られ、自己と異物との区別の方法を習得する。 この過程を通過しない未成熟なTリンパ球は、自分自身の細胞と組織を攻撃対象とする為、自己識別分子に寛容な反応をするTリンパ球のみが成熟し、胸腺を離れることが可能となる。 成熟Tリンパ球は脾臓などの2次リンパ系器官、骨髄、リンパ節で保存され、血流やリンパ系を巡り、細菌や、ウイルス感染した細胞など、異物細胞や異常細胞を捜索し攻撃する。 Tリンパ球にはいくつかの異なる種類がある。 キラー(細胞傷害性)T細胞は、異物細胞や異常細胞に遭遇すると、細胞の抗原を認識し結合して、細胞膜に穴を開けて内部に酵素を注入して殺す。 ヘルパーT細胞は、Bリンパ球が異物抗原を認識し抗体を補助や、キラーT細胞が異物細胞や異常細胞を殺す補助をする。 サプレッサーT細胞は、特殊な物質を生産し免疫反応を終結させる。 Tリンパ球が、自己と異物とを区別する能力を備えていない場合や、失う場合があり、免疫システムが自分自身の組織に攻撃を与える、自己免疫疾患となる。

http://isha-hiroba.com/20274.html