「森が育む心の遺伝子」-13(環境変化に敏感なのは人間)
 
命と心を守る緑の環境保全、あるいは積極的な再生については、
私たちは具体的な計画を立て、その結果として進めていきたいと思います。
現在、潜在自然植生に基づいて再生創造した本来の森は、
その土地の防災保全林としての機能に対応します。
 
地球規模では、CO2を吸収固定して、温暖化の抑制にも寄与し、
生物学的には、規格品作り、画一化が強要される都市や産業立地での、
生物的な多様性を再生、保全、維持します。
さらに人間だけでなく、人間の共存者としての植物、動物、微生物も含めた、
生物社会と、それを支える人を含めた生態系を守る、
何よりも現在地球上で1番強そうに見えて、最も環境の変化に敏感な私たち人間の、命と心と遺伝子を守る。
 
私たちが未来を生き延びるためには、いろいろの方法がありますが、
1番大事なことは、古くて新しい方法、それは日本人が4000年この方新しい集落、
村、町づくりに、一方では自然を破壊し、開発し、森を切ったり焼いたりして、
畑や田んぼを作りましたが、その一方で必ず故郷の森を作ってきました。
最も大事なこと、見習うべきは、先人たちが行ってきた、土地本来の森を作ってきたことです。