
「島の未来を託す植物」-5(終)(長命草が全国区になる!?)
まだまだ困難は続きます。それは長命草の商品開発でした。
これまで長命草を使った商品は、お茶や青汁に限られていました。
杉本さんも青汁から始めたのですが、さらに注目してもらおうと、
チンスコウやソウメンなどにも混ぜることを試み、その数はなんと30種類にも及びます。
「とにかく味に関係なく あらゆるものに混ぜました
チョコレートに混ぜたときは最悪でした 長命草の味が全くしないんです
何のために長命草を入れたのかわからない 入れた意味がなかったですね」
島の土産物店に置かれた杉本さんの商品。
長命草のチンスコウから始まって、徐々に観光客の評判になっていったのです。
売り上げは年々増え、3年で5倍になりました。
与那国島長さんも大きな期待を寄せています。
「これは地域の産業として 地域の皆さんが知恵を出し合ってここまできました
特に杉本さんのところで開発してここまで来ております
これは島の活性化というところです 大きな歴史の一コマを作るのではないかと
考えています」
「10年、20年、30年と続けていきたい 結果を望むのではなく どれだけ続けられるか
自分との勝負 自分との戦いだと思っています」
長命草の事業が乗り始めたころ、杉本さんのもとにビッグチャンスが飛び込みました。
大手化粧品メーカー・資生堂が、杉本さんの長命草を使って、
栄養ドリンク、サプリメントの商品開発に乗り出したのです。
うまくいけば長命草という名が全国区になり、与那国島の特産品になるかもしれないのです。
(おわり)