「微生物」-7(恐ろしい微生物)

「ヘリコバクターピロリ菌」つまり「ピロリ菌」ですが最近よく聞く名前のバクテリアです。
長い間ストレスが原因だと考えられてきました。胃炎や胃潰瘍を起こすものです。
胃の中はPHが低いの微生物は住めないと考えられてきました。
ところが「ピロリ菌」はPHが低くても増殖が可能で、
べん毛を使って粘液中を自由に移動できます。
そして「ピロリ菌」が出す酵素は、粘膜層を破壊し、保護層を失った上皮細胞は、
炎症を起こし、さらに上皮細胞を傷つけ炎症をつかさどります。

夏になると問題になる食中毒ですが、その原因となるのが「腸炎ビブリオ菌」で、
海産物や魚介類についてお腹に入ります。
またこの「大腸菌」の仲間も食中毒の原因となります。
「サルモネラ菌」や特に「O-157」などは猛毒を持った「大腸菌」です。
毒素を出して中毒症状を起こすものには、ほかにも「黄色ブドウ球菌」。
それに水虫の原因とされている「白癬菌」は、カビの1種です。
また過去にはいろいろな菌が原因で人々は病気になり苦しんできました。
その中には、結核やペスト、コレラなどもそうです。
病気というと風邪やインフルエンザも代表ですが、ウイルスは微生物とはちょっと違います。
一番違うのは、ウイルスのように細胞でできていて、
単独では自己複製がでず、人間などの他の細胞を使わないと複製できません。
大きさは細菌よりもずっと小さく、大腸菌の100分の1程度で、
細菌を殺す薬がなかなか効かないこともあります。

怖いことを並べましたが、実は病原性のある細菌というのは数が少なく、
100種類程度だといわれています。
人間が微生物を嫌わず、自然環境の中で元気に暮らしていけば、
免疫力も上がり病気になりにくい体になっていくのです。