「遊休農地の活用で米豚の飼料米づくり」
千葉県香取市小見川町は、遊休農地を活用して飼料米を作っています。
谷地田といわれるこの地は湿地帯で、耕作には苦労がかかるとして、
このエリヤは年々耕作放棄地にされてきました。
谷地田には農道があるため、遊休農地はゴミの不法投棄が絶えず、
電化製品や家庭用品など道に沿って捨てられてきました。
そこで住民は遊休農地解消に向け「農地、水、環境保全向上対策」を掲げ、
「貝塚地区資源環境を守る会」を結成しました。略して「守る会」としました。
(株)クボタの支援もあって遊休水田は、飼料米「ベコアオバ」を作付けしました。
飼料米は養豚に使用され、このコメで育った豚は「米豚」というブランドで、
生協に出荷されています。
この飼料米を混ぜた飼料で養豚を行っており、その「米豚」は2500頭ほどに達しました。
飼料米の配合で良質のブタ肉が出来るとのこと。
「コメの量が多すぎると肉が堅くなるので、10%にすることで肉の臭みが少なく、
美味しいしゃぶしゃぶ肉になる」といいます。
「守る会」は、コシヒカリも作付けし、除草のために「アイガモ農法」を導入し、
無農薬栽培を行っています。
「最初はここをヒマワリ畑にしようと思ったのですが、マムシが多く、
事故があっては大変とコメを作ることにしました」と語ります。
無農薬のコシヒカリを分けて欲しいと声もあるようですが、
販売できるのは数年先だといっています。
「現在は農耕再生のために種をまいているところです。放棄地が減って実績が上がれば、
担い手の確保にもつながります」と。
「アイガモ農法」、「飼料米づくり」によってよみがえりつつある谷地田の再生。
遊休農地活用で注目が集まる取り組みのひとつとなっています。
