「金八先生 縄文時代を語る」-4(土偶に見る「殷」の意味)


昨日はおどろおどろしい話しをしてしまいましたが、今日も続きです(><)
「殷」とは「妊婦をたたく姿」といいますが、
当時の中国人は日本人を相当に憎んでいたのでしょうか?
これは漢字ですから、中国人は日本人をそのように表した、といっておきましょう(爆)
聞き捨てならないのは「妊婦の腹を裂く」の一文です(^o^)
生きながらにして腹を裂く習慣があったとしたら、日本人は絶えてしまいますからね。
いかに原始生活をしていたとしても、何かそこには意味がある。


梅原猛先生は、土偶に見られる姿は、みな成人女性の妊婦であるとしています。
①縄文土偶は成人女性で腹が大きい。

②一様に顔が異様である。

③腹には縦の一文字の筋がある。

④手足がばらばらに割れている。

と指摘されているようです。
そして、妊娠女性がお腹の中に赤ちゃんを宿しながら死んでしまった。
お腹の中から赤ちゃんを取り出し、それぞれに弔わなければ魂はめぐらない。
そのために赤ちゃんを取りだすという縄文時代の信仰として、
そのような慣わしがあったのであろうと述べておられるようです。


妊娠半ばで死んでしまった女性。人が抱くその悲しみや痛みは、
縄文時代も現在もひとつも変わらないと思います。
死んでいくお母さんは、赤ちゃんを何としても世に出してあげたい。
そうした願いを、親族や共に暮らした人々は、一同に持っていたのではないでしょうか。
赤ちゃんを取りだす、そのことによってお母さんは安心し、赤ちゃんは世に出た喜びを感じる。
それはおどろおどろしい姿に見えるかもしれませんが、
悲しみの中で尊い明るさを、妊婦のみならず全員が見たように思います。


そういうことが起こらないように、縄文土偶を身代わりに壊し埋め、
現代人よりももっともっと純粋な気持ちで、全員で祈ったのだと思います。
「殷」という文字「妊婦をたたく」「妊婦をたたき壊す」は、
この土偶の身代わり慣習からきているのだと思われます。