「森の風景」-2


神社やお寺の周辺には大きな森があるのが普通です。
それは神社やお寺を修繕するためだからです。
大木にはしめ縄などが施されて祀られご神木として大事に育てられています。
何十年、何百年も先を見越してです。
伊勢神宮や東照宮、永平寺などは、林業の専門家である神主さんや僧侶が、
地元の林業家と共に森林を育てています。


川のほとりには松林や竹林が見られ、遊水地などが施されたりします。
これは洪水対策の一環で、一時的に水を溜めたり木々に水をすわせたり、
押し寄せる土砂の勢いを緩和させる目的があります。
こうすることによって畑や田んぼへの被害を最小限に食い止めるためです。


森林は山で降る大量の雨をくいとめ、下流を水害から守ってくれます。
先の東日本大震災の時、松林が津波の被害をくいとめてくれたことも記憶に新しいところです。


川の土手や岸辺には、サクラ並木が見られます。またヤナギなども植えられています。
これは土手の土を根でしっかり抱え込んで、崩れるのを防いでくれるからです。
サクラ並木は、お花見という副産物まで提供してくれました。


こうしてむかしの人々は、災害への備えのためにさまざまな工夫をし、木々を植えてきました。