「地震雲の形と電磁波」-2
専門家に協力を求めると、ある報告書が提示されます。
それはアメリカで実際に起こった地震の、2週間前から直前までの「電磁波」のグラフでした。
上記にならって「電磁波」が示す時期をグラフにポイントし、電磁波の強さの値を読み取ります。
そのグラフからは地震の直前にかけて強さに上下動はあるものの、
強くなっていくことが見て取れます。
スタッフは、この電磁波の強さの違いで雲の形に変化が現われたとしたら…
もしそれを実証できたとしたら「雲の形で地震を事前にキャッチできるかもしれない」そう考え、
専門家・池谷教授の指導の元、電磁波の変化で雲の変化が現われるかの実験を試みます。
30センチのプラスチックケースを空と見立て、この中で雲がどう発生し、
どう変化するかを試みます。
ケースの中に土を入れてより自然に近い状態を作り、土の中に電極の端部を埋め込みました。
ケースは、水蒸気の発生が見やすいように、事前に冷やされています。
実験は強い電磁波を発生できる施設で行われました。
実験開始です。まず、データに元づき、地震発生2週間前の電圧に、
電磁波発生装置のメモリを合わせます。予想が正しければ筋状・帯状の雲が発生するはずです。
スイッチオン。
じょじょに霧が発生し、そして2週間前の帯状の雲の写真に似たものが現われました。
次に1週間前に計測された電圧にセットしてみると、帯状の雲は筋状が何本も現れ、
波型の雲を作りはじめました。これも1週間前の雲の写真に似ています。
さらに、3日前の電磁波に近づけていくと、霧状の雲の形は乱れ暴れ出し揺らぎ始めます。
そして、電圧をデータの値に合わせると竜巻状に雲は回転をはじめました。
3~1日前の直立型・竜巻型の雲の写真そのものだったのです。
そして、地震直前の電圧に合わせてみると、雲はみるみる巨大化し、
重苦しい雲の塊が上空を覆っていきました。
関東大震災の2時間前に撮られたという不気味な写真。
これも直前に現われた地震雲だったのでしょうか。
この実験で、電磁波の強さの変化で雲の形が変わることが実証されました。
ただちにこの雲の形で、地震に直結するものと断定するには、まだまだ問題があるはずです。
しかし、学者の間では巨大地震は「いつ起こってもおかしくない」といわれている昨今ですが、
かといって事前に避難警報を出せる段階には到達していないのが現状だと思います。
これらに似かよった雲が現われたとしても、その時の気象条件によって、
いくらでも類似した雲が現われると思います。
専門家であっても地震雲と気象雲の判断はむずかしいはずです。
前回の「自然災害の予知」でも書きましたが、
地震発生前に何らかの電気的変化が地表に現れるようです。
電気は残念ながら目で見ることができません。
地表の電気的変化と雲の形の変化、このふたつが合わさったときに、
「地震雲」の具体性を帯びるのでしょう。
「地震雲」は、まだ認められているわけではありません。
そして、地震前の記録として動物の行動異変をよく聞きます。これはなんでしょうか?
もし地面に電気的な異変が現われたとしたら、
いつもと違う行動をとってもおかしくないのかもしれません。
これは動物に聞いてみないと分からないのですが(^o^)
おさらいしておきます。
*筋状・帯状の雲:この形の雲を見たら2週間後に地震発生の可能性がある。
*波状・放射状の雲:この形の雲を見たら1週間後に地震発生の可能性がある。
*直立型・竜巻型の雲:この形の雲を見たら3~1日後に地震発生の可能性がある。
*重苦しい塊りの雲:この形の雲を見たら直後に大きな地震が起きるかもしれない。
単に恐れるだけではなく、こうしたものがあるということを知っていれば、
心の準備もできるのだろうと思います。
(おわり)









