「まほちゃんのブログ」(Ⅱ)


「絵本みているね? ママによんでもらっているんだね? ママの顔うつってないよ。
 こんどうつしてねっていってね」
「ああ、これパパがいじわるしてとらなかったの」
「しょうがないパパだなぁ。まほからしかっといてね。まほのえがおは100万ドルだ!」
「100万ドルっていくら?」
「う~ん、100万ドル、う~ん、う~ん、いっぱい」
「ふふ、ジージずるいよ」


「大きなリンゴをふたつもひざにのせてる。おもかっただろ?」
「このリンゴだよ、ママがジージにおくったのは」
「そうか~ とってもおいしかったよ。いっぱいとどいたって、まほからおれいいっといてね」
「インターネットってふしぎね。ジージまいにちみているの?」
「うん、ずっとだよ」
「そんなにみたらはずかしい」
「あははは、まほもはずかしいおとしごろか。これがアップされるときは、

 もう7ヶ月もすぎているね。はやいものだなぁ。ジージの年も7ヶ月だ」
「ん?」
「ジージになって、まほと同じ年だってことだよ」


「あ、おもしろいイスだね」
「これらくちんよ! 生れてしばらくは、ねていたでしょ。
 だからパパやママは、あるくとき上にいったり、下にいったり。
 いまはすわっているから、みぎにいったりひだりにいったり。カニさんみたい」
「あははは、カニさんか。そうそう、カニさんがおさけのみすぎると、どうあるくかしってるかい?」
「しらない!」
「まっすぐあるくんだって!」
「ほんと?」
「うそ!」
「もぉ、ジージはまほにうそばっかりおしえる~」
「ほんとのことは、パパとママにおそわってね。ジージはウソせんも~ん!」


「まほ、ママがおかいものいくとき、ママうんてんだから、
 ひとりでうしろのイスにいなければならないね」
「うん、だからすぐにないちゃうの。だってママいなくなっちゃうんだもん。まほ、かなしい」
「いまにウナくんがとなりであそんでくれるようになるよ。
 くるまのなかでもさびしくなくなるよ。 

 でもいいね~ まほとウナくんはママのうんてんでドライブだぞ。パパはおしごとのないときにね」
「うん」


(おしまい)