「失敗は成功への通過点」


今日のテーマは「失敗は成功への通過点」である。
成功は「人のおかげ」なら、失敗は「人のため」と著者は述べている。凄い言葉である。
先人たちの貯金の中には、努力が報われなかったものがたくさんある事だろう。
しかし、失敗も成功もすべてが貴重な貯金になっている。
これら全部が遺伝子工学の分野のみならず、世の中の役に立つ基礎になっている。


農業には「伏せ込み」という仕事があるらしい。
これは大地を耕し、肥料を入れて土を作ることである。これがあって初めて作物がよく育つ。
失敗とは、この「伏せ込み」のようなものだと筆者は語る。
全ての努力は実るわけではない。一つの成果が実るには、莫大な準備と試行錯誤がある。
先人たちの失敗は、いまの我々のための「伏せ込み」で、
我々の失敗は、未来の人々のための「伏せ込み」であると述べている。


これを読んで思うことは「STAP細胞」である。「STAP細胞」は、今日否定された。
しかし、私にとっては、必ずや失敗を補って「日の目を見る」に違いないと、
確信するひとりである。
日本の代表的科学者がそれを認めたから、論文の共著に名を連ねたわけだし、
ネイチャーは科学界における最高に権威のある論文誌だと思っている。
掲載を許可した何人かの権威ある科学者に読まれ、
「STAP細胞」が論文の掲載に値するものだと、判断したからこそのものだったはずである。
だからこそ、私にはどうしても架空なものだったとは信じられない。
しかし、実証できなかった。それは失敗だったかもしれない。
でもこれは、著者が述べられる「失敗は成功への通過点」と考えれば、
そしてこれが「貴重な貯金」だと考え「伏せ込み」だとすれば、
「STAP細胞」という名が変わったとしても、きっと新しい真実が生まれると考えている。
先のLEDの成功に至るまでには、何百回、何千回の失敗の末だったと受賞者たちは語っていた。
小保方さんや笹井先生たちの研究はまだまだ時期尚早なのだろう。
この「天の貯金」は、きっと若い研究者たちに引き継がれ、

必ずや努力が実を結ぶものと思っている。