「日ごろの行い」
マタギは普段から肥らないように、食生活に気をつけているという。
肥ったマタギを「捨てマタギ」と呼ぶらしい。
肥ったマタギは猟の途中で必ずバテるからで、そうしたマタギは、シカリから待機を命じられる。
山は体が資本で肥らないようにし、体づくりに励むという。
腹八分目で深酒は絶対にしない。猟の1週間前から油っこい食事は控えるらしい。
油の乗った刺身やステーキは、山歩きでは心臓に負担がかかるので食べない。
マタギの普段のおかずは、魚ではサバの塩焼きで肉は鶏肉、
それに新鮮な野菜や海草などで、贅沢品を食べなければ肥らないと教える。
登山経験のある医師によれば「カルシウムやタンパク質、脂肪などのバランスが必要。
酒は控えめにして、ご飯と魚、生野菜、海藻類、
それに牛乳は最低でも1日400㏄を取って欲しい」と語る。
カルシウム不足は、骨を弱めると指摘している。
マタギの本格的な猟は冬と春である。
しかし、マタギは猟をしない時期でも山菜採りやキノコ採りを行うので、
始終山に入るし、日帰りでウサギ狩りなども行うため、
特別トレーニングはしないが十分体は鍛えられている。
だが、出稼ぎに出た時は体がなまるので、休憩時間や勤務時間終了後は、
歩道橋の上り下りや、
腕立て伏せ、ジョギングなどをやるという。
筋力や持久力、柔軟性のトレーニングは欠かせないという。
持久力を付けるには、ジョギング、サイクリング、特に水泳はお勧めとのこと。
柔軟性はストレッチ運動で毎日続けることが理想だという。
