●石垣島追想-6(ガジュマルとアコウ)
アコウやガジュマルは、木の名前だよ。温かい地方に生える木で大木になる。
このふたつの木は、根っ子にとくちょうがあるんだよ。
たくさんの気根(きこん)というのを出して、ものをえらばずにからみつく。
気根というのは、みきや枝から根っ子を出したり、
土の中の根の一部が地面に出て、いろいろなはたらきをするんだ。
植物によってちがうけれど、体をささえたり、水をすったり、呼吸をしたりするんだね。
アコウやガジュマルは、おもに呼吸に使っている。
気根はじょうぶで成長とともに太くなる。
たとえば別の木がからまれると、その木は死んでしまうことがあるんだ。
そこで「しめころしの木」などというおそろしい名でよばれたりもするよ。
大きな岩にもからみついて、岩の小さなすきまに根が入ると、
根はどんどん太るから、どんな大きな岩でもわれてしまうんだ。
しまいには岩はこなごなにわれてしまう。とはいっても長い年月がかかるけれども。









