おはようございます。本日も、よろしくお願いいたします。
昨日は、ちょっとした日記漫画を個人サイトで更新しました。
SNSでは、こういう日常で感じた何でもないことや近況を簡単な漫画にしていました。
こちらのほうでも、そのスタイルで行こうと思っていますので、気になる方はぜひ下記サイトへ遊びに来ていただければと思います。
さて、最近デジタルイラストについてあれこれ載せていますが、自分もまだまだ未熟なもので、イラストを描く度に勉強だなと感じています。
中でも最近意識して気を付けているのが、イラストを塗る際の色選びです。
モノクロでトーンを貼ったりベタを置いたりするのは好きなのですが、カラーとなると苦手意識が出てしまって…毎回反省です。
そこで今回は、自分が色を塗るときに最近意識すること・気を付けてることを簡単にまとめたいと思います。
同じく、イラストの色選びに迷っている方は是非参考にしてみてください。
原色に近い色はなるべく使わない
まず、最も気を付けてるのが原色に近い色をなるべく使わないという点です。
原色というのは、色の三原色(赤・青・緑)ですね。
これらの色は単体でもとても映える色なのですが、カラーイラストにそのまま使用するとインパクトが強すぎて浮いてしまいがちです。
また、ビビットピンクや蛍光イエローなど、三原色に近い色に関してもよほど色の知識を持って有効的に使わないとどうしても浮いてしまうので、なるべく使わないように気を付けています。
なので自分の場合、色は下記の範囲から塗りたい色に近いものを選ぶようにしています。
ただこれ、すごく勇気がいるなと感じますね。
自分もそうなのですが、頭の中で「青が欲しい!」と考えると、どうしても「はい!そうです!私が青ですよ!」という自己主張が激しい色を選んでしまいがちです。
なので、色を選ぶときは勇気をもって「お前は青だ」とその色に言い聞かせながら選びましょう。
すべての色の明度と彩度が合うようにする
原色を使わずにどう色を選ぶか…という部分では、最近自分は明度と彩度を意識するようにしています。
例えばこれ。ハロウィンっぽい色を選んだとします。
あ、ちなみにこれはWindowsのペイント「色の編集」画面です。小さくてすみません。
上の4色(黄・黒・紫・茶)ですね。
パッと見はいい感じに見えますが、3番目の紫が他の色に比べて彩度と明度が高いためおそらく塗っていくと浮くと思います。
そこで、紫の色相を少し青寄りにして、彩度と明度を少し暗めにしてみました。
結果…
黄色は差し色に使うので明るめでもいいのですが、他の3色はそこまでバラけずに統一性が感じられ…ますかね?
こういう風に、全部の色の統一性が出るように色を選んでいくと全体的にまとまった印象なって良くなるのではないかと思います。
● 補足 ●
もちろん、最初の紫でもバランスよく使用すれば統一性のある絵に仕上げられます。
どういう風な絵にしたいかで使う色のバランスは当然変わりますので、あくまでも参考程度に考えてもらえればと思います。
ただこれが結構難しいんですよね…
ざっくりと色を選ぶとどんどん色がバラけていくんです。
加えて、先ほど言った「青が欲しいんでしょ?!僕は青じゃないよ?!なぁぜなぁぜ!?」といった凝り固まった固定概念が邪魔するので、自分の場合は脳内でそいつらを平手打ちしながら色を選んでいます。
うるせぇ!お前は青なんだよ!
青になれ!(ッパーーーン!)
…これは自分も今練習中ですが、色選びに悩んだときは平手打ちも併せてぜひ試してみてください。
「真っ黒」「真っ白」も色塗りには使わない
先ほど原色に近い色はなるべく使わないとしましたが、それと同じように真っ黒と真っ白もなるべく使わないようにしています。
某方の「白って200色あんねん」ではないですが…自分たちが生きているうえで「真っ黒」や「真っ白」のものはほぼないと思っていいのかもしれません。
同じ黒や白でも、薄っすら黄色っぽい・薄っすら青っぽいという風に個性があります。
さっきのハロウィン色に「白」を足すとしたらこうですかね…
色単体で見ると、真っ白ではなく少しクリームっぽい白だという具合ですが、先ほどの4色の中に忍ばせると、途端に「白」になります。不思議ですね。
全体の色味を考えたら、もう少し明度を落としてもいいかもしれませんが。
そして実は、先ほどから見えている黒色も完全な「黒」ではありません。
単体ではちょっと濃いグレーに見えますが、4色全体で見ると「黒」に見えますよね。
灰色(グレー)も同じで、完全な「白」と「黒」を混ぜた「ザ・灰色」は、カラーではあまり使わないようにしています。
白や黒も三原色と同様に原色寄りの色ですので、黒・白が異様に浮くときはぜひ試してみてください。
ま と め
以上、自分がデジタルイラストで色を選ぶときに気を付けてることでした。
プロの方はこういうのを無意識にサッとできてしまうのがすごいですよね。
きっと血の滲むような努力を何年も積み重ねてきたのでしょう。感服いたします…
色を有効的に使うには、それ相応の知識と技術が必要ですが、自分と同じように「まだそこまで行けないよ!」という人は、自分の未熟な知識で恐縮ですがぜひ参考にしてみてください。