皆さんこんにちわ。
いよいよ、今日は
作盤方法の最後の解説になりました。
奇門遁甲、八神の配置について書かせていただきます。
八神は
直符⇒騰蛇⇒太陰⇒六合⇒白虎⇒玄武⇒九地⇒九天
でしたね。
配置は直符から上記の順に配置していきます。
八神の起点になるのは直符です。
直符を地盤時干の宮に置くのが決まりです。
下図例題では、
壬午陰7局=旬首⇒甲戌己(第2旬)です。
例題は陰遁時であることがわかりました。
八神は陰遁と陽遁で回り方が変わります。
陽遁は順流で時計回り。
陰遁は逆流で逆時計回り。
という規則があります。
規則にならって、
地盤時干「壬」の宮に起点になる直符を配置。
その後、陰遁は逆流なので、
逆時計回りに
直符⇒騰蛇⇒太陰⇒六合⇒白虎⇒玄武⇒九地⇒九天
を順に配置していきます。
以下の図の陰遁時を参照してください。
陽遁時と陰遁時で回り方が逆になる事に
くれぐれも注意してください。
以上で奇門遁甲最初の一歩。
作盤方法についての解説は以上です。
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命学としての奇門遁甲は
1)出来事の起こった時、電話があった時、
訪ねて来られた時、どの方位から依頼があったか
などを基準に作盤をします。(雑占)
2)失せ物が無くなった時、(失脱占)
3)入院した時(病占)
4)見合いをした時(相性・結婚占)
5)勝敗を知りたい時(勝負占)
6)家相や地層はどうか(風水占)
他に、
7)生まれた時(終身局)
どのような人生を歩んでいくのか等々。
8)死んだ時(仙命)
で死因や現場などを見ることもできます。
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時干で占う、作盤の例題を挙げておきますね。
①庚午陰7局=旬首⇒甲子戌(第1旬)
旬首表を見ればわかりますね。
これで時干支と局数が解りました。
②地盤干の配置をします。
陰7局ですから、
陰遁逆流で局数は7ですから
起点を兌宮に戊を配置。
戊⇒己⇒庚⇒辛⇒壬⇒癸⇒丁⇒丙⇒乙と
飛泊遁甲順序を逆流にして回します。
③天盤干を配置します。
地盤旬首「己」を地盤干「庚」の上に配当。
「庚」は中宮なので坤宮に寄せます。
坤の地盤干は「癸」
坤宮「癸」を起点に
癸⇒戊⇒己⇒丁⇒乙⇒壬⇒辛⇒丙と回して配置。
④八門(直使門)を配置します。
直使門は地盤旬首である宮を定位とする八門ですから
ここでは地盤旬首「戊」は兌宮にありますから
兌宮を定位置とする八門は驚門です。
陰遁で逆流ですから坤宮から
飛泊遁甲準を逆に数えます。
庚は7番目ですから
(1甲、2乙、3丙、4丁、5戊、6己、7庚、…)と
数えると、落宮は坎宮になります。
坎宮に驚門を配置し起点にして
驚門⇒開門⇒休門⇒生門⇒傷門⇒杜門⇒景門⇒死門
と時計回りに回します。
⑤九星(直符門)を配置します。
直符門は地盤旬首である宮を定位とする九星ですから
ここでは地盤旬首「戊」は兌宮にありますから
兌宮を定位置とする八門は天柱星です。
地盤時干「庚」中宮で置けないので坤宮に寄せます。
坤宮に天柱星を配置し起点にして
天柱⇒天心⇒天蓬⇒天任⇒天冲⇒天輔⇒天英⇒禽芮、
と時計回りに回します。
⑥八神を配置します。
直符を地盤時干「庚」中宮なので上に置けません。
この場合、坤宮に寄せて配置します。
坤宮に直符を置き、
直符⇒騰蛇⇒太陰⇒六合⇒白虎⇒玄武⇒九地⇒九天
と陰遁なので逆時計回りに配置します。
以上で作盤の作業が終了しました。
フリーソフトなどでの表示例が以下の右図です。
皆さんご理解いただけましたか?
はじめは用語を覚えていないと混乱すると思います。
一番最初の奇門遁甲の用語解説で
奇門遁甲五要素の吉凶表を参考に、
作盤できた盤の吉凶を見ることから初めてみてください。
ぜひ、作盤方法を理解するうえで
ご参考になさってみてください。
次回はいつもの
数理占星術の鑑定例を
書かせていただきたいと思います。
奇門遁甲、拆補法による、
初歩の基本と作盤方法を終わります。
奇門遁甲暦は拆補法の暦をご使用ください。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。