2020年3月14日 | GULICO

2020年3月14日

世はホワイトデー。

そして、この日は私たちの夫婦の11回目の結婚記念日です。
なんと、この日に気づきましたが
昨年10年目の結婚記念日、なにもなかったんですがそんなことってあるんでしょうか?
私は10年目とか、年数まで考えてなかったのですが
学君が「今年は11年だよね?」みたいな。
え、スイートテンダイアモンドはイズコヘ。


そんな、
腑に落ちない結婚記念日の午後、
最愛のぽんちゃんが亡くなりました。

目と耳がまったく効かなくなってから一年は経ったかな。
立ち上がる事は出来ないながらも
はいつくばってご飯やお水を必死に飲んでいました。
ご飯の量はだんだん減っているものの、食欲もあり、水もたくさん飲むので
まだまだお迎えは来ないと思っていました。

亡くなる前日、
お水をほとんど飲めなくなり
ご飯も食べようとするけど、入っていかない。
気づくとぐったりと横になりそろそろ覚悟の時だなと思いました。

その日はずっと離れずに
7年ぶりに一緒に寝ました。
長女が産まれて、犬アレルギーと診断され
それからは一度も一緒に寝ることはありませんでした。
ずっと、心臓に手をあてて、
すやすや寝ていることを感じながら朝をむかえました。

朝もお水も、大好きな手作り甘酒も口にしてくれずぐったり。
とにかく、ずっと一緒にいました。
その日はお天気でお日様も出ていたので
最後に大好きだったお外に連れていってあげようと
午後2時過ぎ、
hanaちゃんと、私でお散歩に行きました。
hanaちゃんはその日、届いたばかりの自転車で、
私は抱っこひもでぽんちゃんを抱っこして。

お外に出ると、ぽんちゃんは嬉しそうに外の空気を吸っていました。
ゆっくり、ゆっくり歩いて
大好きだった公園の横にさしかかったとき
声にならない鳴き声で「ワンッ」と、言いました。
え?どうした?
と、そのときは思ったけど
目も耳も聞こえないけど、
ここが大好きな公園だとわかったのかな、と、
後で思いました。
そして、自宅の前に着き、
hanaちゃんはもう少し自転車をやるー。
と、張り切っていたので
「ぽんちゃんも寒いからあと一回ね!」と、言ったときに
ぽんちゃんが少し動いて、
『もう、大丈夫だよ。』
と、言われたような気がしました。
そのあと、ずん、と重みを感じたのですぐに家に入りました。

学君の横に寝かせると
声にならない鳴き声で『ワンッ』と。
ぴちゅをぽんちゃんの横に寝かせると
もう一度『ワンッ』と。

そして、息をひきとりました。
午後2時45分過ぎ。

ちゃんと、家族みんな、揃ったところで
みんなに見守られて、
旅立ちました。



書けたー。
これが、今は精一杯。

今、書かないと、
消えていきそうで、
書けてよかった。