yasu-20-09さんからのリクエストです!ありがとうございますっ!


このCPは、始めてなんですけど好評だったらいいなぁ~と願ってます笑


最近そこさくが面白過ぎて、毎週楽しみです。自分の中では、大沼ちゃんがキテます   


では、話を戻しましょうかね。どうぞっ!

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麗奈side 

私は、新2期生としてこのグループに入った。初めて先輩方に挨拶をしに行った…とても緊張して上手く話す事が出来なかったけど温かい目で見て下さった


新しい環境に戸惑い、中々ダンスが上手くならなくて階段の隅っこでよく泣いていた。ある日その場所で泣いていると茜さんが慰めてくださったのだ


「麗奈ちゃん、大丈夫だよ。誰も最初は上手くないの…私だってダンス苦手だったけど、今は苦手意識は無くなったし楽しいとも思ってる」


「だからさ、分からない事があったら遠慮なく聞いて欲しいな。同じ守屋同士だしね笑」


「ありがとうございます…」


格好いい人だなと思ったし…不意にもときめいてしまった…それから私は、茜さんによく相談をしたりするようになった。


「ぁ…茜さん」


「ん?どうしたの?」


「私のせいで…クリーム砲受けてしまって…」


「それで謝りに来たの…?」


「コクッ…」


「もぅ…そんな事で謝らなくていいの。気にしないで」


「でも、」


「いいからいいから…そうだ、この後時間ある?」


「…ぇ、はい。ありますけど…」


「良かった、じゃあ一緒にご飯食べに行かない?」


「いいんですか?」


「麗奈ちゃんが良かったらね…」


「一緒に行かせて下さい!」


「ふふっ、分かった。じゃ行こっか」


「はいっ!」


茜さんが私の隣を歩いている…それだけで心臓の音がうるさい。ふと茜さんの横顔を見ると美しくて綺麗。しかもいい匂い


「麗奈ちゃん…そんなに見つめられたら照れちゃうよ」


「ぁ…ごめんなさい。茜さんって、綺麗だなぁって思わず見ちゃいました」


「…っ、ありがと…」


少し顔を赤らめて俯いている茜さんはとても新鮮で、もっと見てみたいとも思ってしまう


最近茜さんを目で追ってしまったり、無意識に今何をしているのかと考えてしまうようになった。


「それ、恋なんじゃない?」


「っ!いつの間に…ってか、聞こえてたの!」


「うんっ、バッチリ♡♡」


「もぉ…るんちゃん」


「ってかさ、茜さんに告ってきたら?」


「ニヤニヤしないでよ…馬鹿にしてるでしょ」


「ぅつ、してないよ!」


「二人とも何話してんの~?」


「ぁ…保乃~聞いてよ」


「ちょっ!るんちゃん~!!」


「ふぐっ!……ぅ…息出来ない」


思い切り羽交い締めをしてやろうかと思ったが先輩方が入ってきたからしぶしぶ放した


「…ハアハア…マジで死ぬかと…」


「ホント馬鹿…」


「麗奈、良かったらうちが相談にのってあげるよ~?」


「…ううん、大丈夫」


「ぇ~まぁ…ええわ。るんちゃん、自動販売機行かへん?」


「奢りなら行く」


「しゃあなしやな…奢ってあげる」


「じゃ、行く!」


私のこの想いは茜さんにとって、迷惑なものかもしれない。だったら、もうこの想いを憧れで終わらせよう


憧れからの恋なんて、叶うはずがないよ…


それから私は、茜さんを避けるようになった



茜side 


坂道の配属が発表されるshowroom を見ていた。新2期生として、6人入ってきてくれた…きっと緊張しているんだろう


挨拶の時私と同じ名字の麗奈ちゃんが目に入ってきた。一瞬で私の心を撃ち抜いた…


「うわぁ…めっちゃ可愛い」
 

「あかねん、さっきからそればっかり」


「守屋、麗奈ちゃんだっけ?超ドタイプ、ストレート」


「ぇ~確かに可愛いけど……引くかも」


「引かないでぇ~友香ぁ…」


「お願いだから手出さないでよ?」


「ぅ…無理~仲良くなっていっぱいイチャイチャしてえ(自主規制)したい~」


「もぉ!副キャプテンなんだからしっかりしなさい!」


「ふぇ~~ん」


新2期生の子達はダンスレッスンが始まった。ダンスが激しいからレッスンも厳しくなるんだろうなと、心配になってきた


マネージャーさんにお願いして、レッスンが終わった頃を見計らい部屋に行こうとすると泣き声が聞こえてきた


「麗奈ちゃん、どうしたの?」


「ぁ…守屋さん…ごめんなさい、私邪魔…ですよね…」


「邪魔なんかじゃない、先生に怒られたの?」


「はい。私ダンスが下手で…皆の足を引っ張っちゃって…」


「私だって最初はダンス苦手だったけど、沢山練習して自分に自信が付いてきたんだ。ゆっくりでいいからさ、上手くなろうよ」


「…うっ……ぐすっ………はい。」


「私なんかで良かったらさ、色々相談にのるよ。守屋同士だしね笑」


「ぁ…ありがとうございます」


「ほら、皆の所に戻ろっか」


「はいっ」


ぁあ…やっぱり好きだ。来て正解だったかも


「ねぇ、友香ぁ~」


「どうせ麗奈ちゃんでしょ?」


「ギクッ…よく分かったね…」


「何年いると思ってんのよ…で、どうしたの」


「連絡先交換したの!ヤバいよね!…ぁあ、もう声録音して目覚まし用にしようかなぁ…あとあれも」


「ねぇ、理佐…どうしよう」


「ほっといたら?」


「うん、そうだね…」=͟͟͞͞( ¯−︎¯ )ササッ


「…ふふっ、色々迷っちゃ、ぇ、何で皆居なくなっちゃった…」


どうやら麗奈ちゃんの事を語っている内に皆が楽屋から居なくなってしまった


「皆~戻って来てぇええ!」


~数十分後~


「反省した?」


「…しました」


「自重して…分かった?」


「うっ…分かりました」


「理佐、そこまで言わなくても…」


「こっちはいい迷惑だっての…まだうちらだけしかいないから良いけど2期生達が居たらどうするのよ」


「まぁ、それはそうだけど…」


「まぁまぁ理佐だって、ゆいぽんの事言ってるくせに…」


「後で覚えとけよ…葵」


「理佐ひどぉ~い…」


あの日から麗奈ちゃんに相談をのるようになった。ダンスの事から美容の事まで色々…確実に壁が無くなっているように感じた


「茜さん…今ちょっといいですか?」


「うん、いいよ」


「私のせいで…クリーム砲受けてしまって…」


「それで謝りに来たの…?」


「コクッ…」


「そんな事で謝らなくていいの。気にしないで…」


「でも、」


「いいからいいから、ぁ…そうだ。この後時間ある?」


「…ぇ、はい。ありますけど…」


「良かった、じゃあ一緒にご飯食べに行かない?」


「いいんですか?」


「うん、麗奈ちゃんが良かったらね…」


「一緒に行かせて下さい!」


「ふふっ、分かった」


こんなにも目をキラキラとさせて可愛いったらありゃしない。隣に麗奈ちゃんが居る、、それだけで緊張してしまう


何だかさっきから見られているような気がした。原因は麗奈ちゃんだった


「…っ、そんなに見つめられたら照れちゃう」


「あ、いや…茜さんって綺麗だなぁって思わず見ちゃいました」


ホントこの子は、私の心を弄ぶ悪い子だ…そんな事言われたらもっと好きになって止まらないから…


「あの…奢ってくださってありがとうございました」


「いいの、先輩が奢るのが当たり前だから」


「あの…茜さんにお願いがあるんですけど」


「何?」


「呼び捨てで呼んで欲しいなぁ…って。ぁ…嫌なら全然いいんですけど」


「呼び捨てで呼んでいいの?私が…」


「はい…」


「分かった、じゃあ私も呼び捨てでいいよ」


「それは、出来ないです…」


「ぇ~じゃ、あかねんは?」


「ぅ…ぁ…頑張ります」


いつか、茜と呼ばれる日がくるのか……楽しみにとっておこう



麗奈side 


あれから茜さんと一言も話さないまま一ヶ月が過ぎていた。


茜さんは、先輩方と楽しそうに話をしている。輪の中に入りたいけど……ぐっと堪えて、本に目を通した


でも気になって、チラチラと見ていると茜さんと目が合ってしまった…


「…麗奈、ちょっと…いいかな?」


「ぁ…はい」


今、凄く気まずい…二人がいるこの空間だけ息が詰まりそう


「なんか最近私のこと……避けてる?」


「…っ、ぁ…いや、違います」


「じゃあ何で……」


「………」


「私、麗奈に嫌われるようなこと…しちゃった?」


「違います…私が……悪いんです」


茜さんの顔が見れない……私は茜さんを傷付けてしまった。許してくれる筈がない、嫌われて当然の事をしたんだ


「麗奈…ちゃんと私の顔見て」


両手に顔を挟まれた。茜さんは、怒っていなかった……そんなに見つめられたら、今度こそ好きになってしまう。止められない


「…っ、茜さん……ごめんなさい」


「もぉ…泣くな、麗奈」


「私……茜さんが大好きです…でも、この気持ちは茜さんには邪魔だって思って」


「それで、一ヶ月も私の事を放っていたと」


「はい……」


「馬鹿…嫌われたって、思ったじゃん」


「…ごめんなさい」


「はぁあ、そういう事は私が先に言いたかったなぁ~」


「ぇ…?」


「私も麗奈の事…大好きだよ。私と付き合ってくれますか?」


「…!はい、宜しくお願いします」


「麗奈…こっち、おいで」


久し振りに肌と肌が触れあった。茜さんの匂いが私を包み込んでくれる…


「折角付き合えたんだし、茜って呼んでよ」


「…ぁ、茜……//」


「……もう一回言って、録音するから」


「嫌です…」


「ぇ~何でよ…」


「恥ずかしいです…」


「そんな事で照れてたらそれ以上の事も出来ないよっ」


「…変態……茜さん」


「それは褒め言葉として受け取っておくね」


「…そうして下さい」


「ぁ…そうだ、茜さん。この後時間ありますか?」


「ぇ~っと、20時過ぎには終わるかな?」


「そうですか……これ使って来て下さい」


「これって…」


「私の家の合鍵です……今日までたくさん我慢したんですからいいですよね…」


「…ぇ、ちょっ」


「今夜……楽しみですね」


「なっ……」



今日私…抑えられるかなぁ~








うん…無理な気がする





終わり