daizaburou-1019さんのリクエストです。まだ私がフォロワーの数が40人程だった時からずっとリクエストしていただいている印象です


これからもリクエストお待ちしてます。
では、どうぞ


みなみside 


乃木坂46として加入してから早8年が経った。まいやんやかなりんが卒業し、1期生はもう8人しかいない。卒業するのは、悲しいけどこれからの人生を楽しんで欲しい


そう今まで思っていた……まいやんが卒業するって聞いた時、涙が止まらなかった。ずっと乃木坂を引っ張ってきてくれたから……でも、いなくなっちゃうのは悲しいよ


「もう……8人しかいないんだね」


「うん…」


「何か寂しいね…」


「飛鳥が寂しがってる…珍しい」


「そりゃそうでしょ…ずっと前にたってくれたんだから」


「うん…」


「楽屋も静かになったし…皆に会いたいよ」


「まぁ…この時期だししょうがないけど、いつかライブ出来るようになったら来てくれるよ」


「…うん…」


「だって、玲香の時だっていっぱい来たじゃんか。だから、元気出して」


「ありがと、飛鳥…」


「おぅ…」


まいやんの事が好きだから、余計悲しくなってくる。同棲していないから、会える時間が格段に少なくなった


「まいやんに会いたい…」


少しでもまいやんを感じていたくて、youtubeを見たりしている。その姿は、私達といる時と変わらない等身大の白石麻衣だ


まいやんに誕生日プレゼントでくれたカーディガンを抱き締めて、目を閉じた…


「みなみ、起きて~」


「…っん…生ちゃん」


「そろそろ時間だよ…」

 
「ありがと…」


最近ちゃんと寝れてるの?」


「…ううん…あんまり」


「そんなみなみの為に人肌脱いだんだ~今日仕事終わったらまいやんの家に来ていいって」


「ホント…?」


「うん…携帯見てみたら?」


確認してみると、確かにそう書いていた


「何で…その日、仕事でしょ?」


「まいやんに聞いたらOKだってさ。良かったね、みなみ」


「うん…」


何だろう…2週間まいやんに会っていないだけでこんなにも寂しい想いをするなんてな


ウキウキ気分で、まいやんの家に向かう…チャイムを押し中に入る


 「…お邪魔します」


「いらっしゃい…ご飯作るから適当に座っててくれる?」


「みなみも手伝うよ」


「じゃ、一緒に作ろっか」


「うんっ」


もしもまいやんと同棲することになったら、こんな風に一緒にご飯とか作るのが当たり前の毎日になるんだろうな


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
白石side 


8年間在籍した乃木坂46を卒業した。乃木坂に入ってからは毎日忙しかった。辛い日も楽しい日も一緒に共有してきた


卒業を見送ってきたが、私もされる側になった。卒業する時って、こういう感情になるんだなと今思った


32人いた1期生は8人になった。乃木坂を卒業しても、メンバーの絆は消えない。玲香の卒業ライブでは、OGメンバーが沢山来た。奈々未やひめたんも…


ライブを客観的に見た事がないから、ライブが出来たら見に行ってみよう
 

卒業してから早1週間が過ぎた…時間にもゆとりが出来て、テレビを見ると皆が出ていた


メンバーを見ていると会いたくなってきて仕方がない。ぁあ…みなみに会いたいな


しばらくすると、飛鳥から電話がきていた


『もしもし、しーさん…』


『どうしたの?急に電話なんか…』


『いや、あのね……みなみがしーさんに会いたいってうるさくって』


『…っ、本当なの?』


『私が嘘言うと思う?』


『いや、みなみがそんな事言うなんて珍しいなぁって…』


『私が一番ビックリしてるんだから…見てて可哀想になってくるよ。お願いだからさ、会って欲しいんだけど』


『ぉお…良いけど。忙しいでしょ?』


『生ちゃんと協力して休み押えてあるから』


『素晴らしいっ!✨⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅    )⁝』


『後は宜しく、今度ご飯奢ってね』


『それは勿の論』


みなみが私に会いたがっている……そう考えただけで、嬉しくなってくる


久し振りに会ったみなみは、相変わらず可愛いかった。仕事の疲れを癒してくれたのは、いつもみなみだった


「ねぇ、まいやん…」


「ん?」


「お酒飲みたい…」


「良いけど仕事は?」


「午後から…」


「ちょっとだけだからね、二日酔いになったら困るし…」


「…うん」


みなみがお酒を飲んでいる…もう22歳か。何だか感慨深いなぁあ


「そうだ、まいやん」


「今度ね、1期生会しようって真夏が言ってたんだけど……行く?」


「スケジュールが合えば行こうかなぁ…」


「皆行くって…まいやんが行かないんだったらみなみも行かない……」


そんな可愛い上目遣いされたら、行くしかないじゃん


「行くよ、ちゃんと。だからみなみも一緒に行こうね」


「うんっ、行く」


「よし、じゃもう夜も遅いから寝よっか」


「うん…」


「みなみはベットで寝ていいよ」


「まいやんはぁ…?」


「ソファーで寝るから大丈夫」


「みなみと寝るの…嫌?」


「…っ、ぁ…嫌じゃないよ」


「じゃあ、一緒に寝よ?」


「…だめだって…」


本当にそんな顔されたら理性が壊れちゃう。今すぐ押し倒して、いっぱい跡をつけたい

「…これ以上誘わないで、襲っちゃうよ?」


「…っ、まいやんなら……いいよ?」


本当に…?」


「コクッ…」


「私のスイッチ入れたの…みなみだからね」



これ以上ない甘い夜を過ごした…

今日も月は綺麗だ


いつかこの言葉のお返し待ってるよ…みなみ



終わり