中元side 


私には困った恋人がいる…その人とはジャイアンでお馴染みの生ちゃんだ


「日芽香~おはよっ」


「おはよう……とりあえず離して」


「おはようのチュ~」


「…はいはい」


「…んっ」


「今日は朝から仕事でしょ?早く準備して」


「分かってるよ~」


「なら、いいけど……」


「今日は、同棲三周年記念日だから早く帰ってくるね」


「もう、三年か…」


私が乃木坂を卒業した後同棲を始めた…色々喧嘩とかしたけど、その分仲も深まった


「だから、日芽香も早く帰ってきてね」


「分かった」


「じゃ、行ってきます」


「ぁっ、生ちゃん忘れ物」


「何か忘れたっ……んっ」


「いってらっしゃいのチュ~」


「ふふっ、行ってきます」


未だに恥ずかしいけど、生ちゃんが喜んで受け入れてくれるから…


「私も仕事の用意しなきゃ」


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生田side 

「さっきからずっとニヤケてたの、それのせいなのね」


「意外だなぁ~キスとか出来なさそうなのに」


「まだまだだね、真夏は」


悪かったね、飛鳥もそう思うよね」


「まぁ……ね、ひめたんは、ハグしかしてくれなかったから」


「私も……何でそんなにドヤ顔してるのよ」


「なんかムカつく…」


「日芽香は私のだからね」


「結局ノロケたいだけじゃん」


「ぁ…バレた?」


「真夏……後は宜しく」


「ぇ!ちょっ、飛鳥!?」


「でさぁ~真夏聞いてよぉ~」


「ぁあ~はいはい」


真夏に話相手をしてもらい、仕事が始まるまで日芽香に関する事を話した。止まることなく、カメラが回るまで話続けた


早く終わりますようにと祈っていたおかげなのか、収録時間が1時間巻いたから早めに帰れるようになった


「今日は、ケーキ買おうかな」


無事にケーキを買って、愛しい日芽香の元に帰る。ケーキ…喜んでくれるかなっ?

  
「ただいま…」


「おかえりなさい、今日早かったね」


「まぁね、収録一時間も巻いちゃったから」


「そっか、良かったね」


「うん、はいこれ。お祝いケーキ買ってきた」


「ぇえ、嬉しい。ありがと」


「どういたしまして」


日芽香のパジャマ姿は何だろう……凄くそそられる。白い肌に、しっかりした体…何もかもが私を誘惑してくる


後ろから抱きつきうなじの匂いを堪能する


「日芽香……その格好誘ってるの?」


「…っ、別にそんなんじゃ」


「我慢出来ないよ…もう頂いてもいいよね」


「待って……ケーキが」


「じゃこうすればいいじゃん…」


ケーキを食べると、日芽香の口に移す……今まで口移しとかしたことがなかったから凄く新鮮で興奮する


「…っん、、ぁは……ん」


「ケーキ美味しいけど、日芽香の方が甘くて美味しい」


「…もぅ……変態」


「こんなんで興奮してる日芽香が一番変態だよ~ね?」


「違っ……」


「顔真っ赤になってる……可愛い」


どうしようもなく可愛くなって、キスをする……少し口が開いたのを確認してから舌を入れ、絡めとる。意外なことに、日芽香が積極的でそんな健気にされたら止まれないよ…


「……っ、ここじゃ…やだ……ベット行こ?」


「…!何、どうしたの。そんなに溜まってたの?」


「…別に……そんなんじゃないし」


「ふぅん…まぁいいや、今日は煽った罰として私が満足するまで付き合ってもらうから」


「…優しくしてね?」


「それは日芽香次第かな…」


「うわっ…!ちょっと、下ろしてよ//この体勢は恥ずかしいんだけど……」


「だめ~いいから大人しくしてて」


ベットに寝かせ、そっと優しく焦れったくキスをすれば可愛い声が聞こえる。少しお酒の味がした


「今日、お酒飲んでたんだね……」


「まぁ…ね。お酒の力を借りないと甘えれないから…」


「それでこんなに積極的だったの…」


「うん…だって、いつも真夏と居るし…私の事嫌いになったのかと思ったんだもん」


「何……嫉妬してくれたの」


「……うん…呆れた?」


「ううん、そんなことないよ……日芽香は一番に愛してるから自信持って」


「……嬉しい」


「私のものって印つけなきゃ……日芽香も他の人と一緒に居たらダメだからね」


「うん…」


「日芽香は私のもの…誰にも触れさせない」


上着を脱がせ、私の欲望のままに首筋・喉・背中に沢山つけた……服で隠れる所にしたから、バレる心配はいらない


「ねぇ、見て……凄いでしょ?


「もぉ……やり過ぎだって……」


「でも、嬉しいでしょ?」


「…まぁ、嬉しいけど……」


なんだかんだ嬉しそうにしてくれて良かった。ドキドキが止まらない…もっともっと密着したい欲が出てきた


「下着…自分で脱いでよ……」


「…ぇ…やだ…恥ずかしいもん」


「なら、この続きしないけど……」


「…っ」


恐る恐る自分の服に手をかける……露になったそれは、もう綺麗過ぎて世界遺産に認定出来そうなくらいだ


「よく出来ました…日芽香」


「……お願い、、早く」


「ん?…言わないと分からないよ」


「…い、かせて……お願い」


「…よく言えました。いっぱい気持ちよくなってね」


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中元side 

~翌日~

「生ちゃんの……バカ」


「はい、ごめんなさい…」


「折角の記念日が台無しじゃん…」


「はい、その通りです…」


「頑張って作ったご飯も食べなかったし…」


「はい……」


「久し振りとかもあると思うけどもうちょっと優しくして欲しかった…」


「ごめんなさい…」


「でも…もう許すから、おいで」


「…っう、日芽香ぁあぁあ~」


「よしよし…生ちゃんお腹空いたでしょ?昨日のご飯温めてくるから着替えてきなさい」


「うんっ!分かった」


生ちゃんの泣き顔に弱いから直ぐに私が折れちゃうから、すぐ喧嘩は終わる


いつも仲直りする時は、ハグするとあらかじめ決めている……そのお蔭で、深刻な喧嘩はしていない


私は今、幸せ。乃木坂の活動をしていた時は体調不良が重なって色々メンバーやスタッフの皆さんに迷惑を掛けてしまったけど、生ちゃんがずっと私の隣で支えてくれたからここまで続けれることが出来た


だから、今度は私が生ちゃんを支える番だ


何か辛いこと、苦しいことがあったら私に相談してほしい。私は、生ちゃんの笑顔を見ているだけで嬉しいんだから……


生ちゃん……私はとっくの昔に貴方の物だよ。絶対に離さない…離すもんか。一生、生ちゃんの隣に居続けるから



完!