うそこメーカーを追っかけ続けた1年
「Nightmare City を見て」
というのが中学生・高校生のフラッシュ職人たちの動機になっているらしいのを先日改めて感じた。
さて、AZはというと今なおフラッシュを作り続けるのはNightmare Cityを目指したいとかではなく、ある作品でぶっちゃけた「アクセス至上主義」であるからだ。
女の子にモテたくて芸人をやろうという人がいるのと同じように、反応がほしくてフラッシュを作っているのがAZであると言える。
さて、そんなAZがこの1年見ていたのは間違いなく「うそこメーカー 」だった。
1年前にアメーバニュースで初めて見た「Tシャツメーカー 」。
もともと、時事ネタや流行のものに張り付いて、アクセスを取ろうということをするAZはこれに目をつけてパクろうとした。
ここからうそこメーカーを追いかける1年が始まったのは間違いない。
しかし、「フラッシュでTシャツメーカー 」はASが分かっていない部分が多いあまりに中身はただのランダム、URL出力機能もひどいもので終わってしまったのである。
その後、「スーパー風シールメイカー 」を作ったときに再度URL出力にチャレンジすることになった。
このときにASの本からどうにか文字をエンコードしたりデコードしたりするのを見つけ、組み込むことに成功。
画像のスクリーンショットをFLASHで撮れない(分からない?)のでこうするしか方法がなかったのだ。
そして大きなターニングポイントがうそこの「脳内メーカー 」の大ヒット。
あるテレビ番組(初音ミクで騒動を起こしたアレ)で紹介されているのを目の当たりにして、その日のうちに「フラッシュで脳内メーカー 」を作った。5時間も6時間もASを書くのに掛かったような気がする。
入力した文字から結果につながる変数を捻出することを考え、結果的に40個の変数を出すようなのを無理やり作った。
そして、URL出力も組み込み完成となったわけだが、これがものの見事に似ても似つかない。
後で考えれば1つの変数で脳内の形状を分けてしまえばいいのだったけれども、それに気づかずに40個の変数をそれぞれの文字に当てはめてしまったのである。
この似ても似つかない脳内メーカーは、本家のサーバーが落ちたりしていたことがあって予想以上のヒットをしたのだった。
そして、脳内メーカーの次に来るのが何だろうと思いながら作ったのが「マスコットメーカー 」。
当時のAZは「うそこからアクセスを奪え!」という思いだった。
これはこれでヒットしてくれたとはいえ、ある場所で「カービィだらけ」と言われてしまった。
実はマスコットメーカーを作った時点でなんとなくASに欠点があるのを気づいていたのだが、解決策を思い浮かばず、そのまま出してしまったのだ。
「マスコットメーカーをもっと変えれないのか」という思いで知恵を絞って作ったのが「フラワーメーカー 」になる。
ASを1から書き直して、入力した文字から変数を10個だけ出すようにした。
あとはその10個をうまく弄って結果に結びつけるようにしたのである。
このフラワーメーカーはさほど受けなかったのだが、それでも「マスコットメーカーDX 」を作ってマスコットメーカーでの失敗を取り返すことができた。
しかし、そんなことをしているうちにもうそこメーカーは話題になるメーカーを出していたわけで、AZはフラワーメーカーで開発したASを使ってうそこメーカーにしがみつこうとした。
本当に「なんとかしてうそこを倒すんだ」と思っていた。
「カレンダーメーカー 」には「2泊3日の旅行メーカー 」だったし、「四字熟語メーカー 」には「あなたの4文字メーカー 」だった。
さらに最近では「脳内検索メーカー 」に対して「フラッシュで検索占い 」だったりする。
また、サイバーエージェント製のジェネレーターにも対抗意識を燃やして作ったのがある。
途中途中で完全ランダムでウケ狙いで作ったのもあるが、アクセスもろくにとれなかったりしたので察していただきたい。
とにかく昨年の春からのこの1年というのはうそこメーカーをひたすら追いかけようとし続けたように思う。
「Nightmare City」とか、「やわらか戦車 」とか「蛙男商会 」などではない。
確かに、トイザらスで何度となくアニメを見ては「ここに自分の作ったのが載ってきたらどんなに素敵なんだろう」と思った瞬間はあったが、それは本当に瞬間でしかなかった。
見ている方向はFLA板の内輪でもテレビ画面の中でもなかった。人々のブログを見つめていた。
毎日毎日「azflash」と打ち込んではブログ検索をし続けるという傍から見たらキモイことをし続けたのだ。
今回本に載る快挙は成し遂げられたとはいえ、それでもうそこメーカーには届いていない。
事実うそこは7個が載っていてAZは4個だった。
また表紙で脳内メーカーの下に載ったのは、スーパー風シールメイカー。うそこメーカーとは関係ないタイプのジェネレーターだった。
この先も果たしてうそこメーカーを追い続けるかどうかは分からない。
しかし、彼の素性が分からないだけにこれからも見えない敵を追い続けるような感じもしている。
多分、彼のことは分からないほうがいいのかもしれない。
もし彼が専門学校なんかを通ったデザイナーとかプログラマーとはっきり分かったらそこでAZは追いかけるのを止めてしまうのかも知れない。
JAVAとかPHPが分からない素人には「プログラマーだったら何でも出来る」と思ってしまうから。
プログラムとか学校で勉強していないスーパー勤めの労働者は「適うはずがない」と瞬間で思うに違いないのだ。
今のAZの時間の使い方、FLASHへの時間の割き方が本当にいいとは思っていないのだが、それでも火を燃やし続けていくのかもしれない。
まだまだ目標を見失っているわけではないのだ。