旬楽膳ですが…
さて、一宮のスーパー、カネスエがやっているお店の1つに旬楽膳 がある。
久々に行ったのであるが、約1年半前の開店のとき(厳密には八幡店の改装)からするとだんだんと軟化してしまっているという印象を持つ。
というのは、開店当初は「有機専門」という押し出しで、徹底的に有機の商品、減農薬・低農薬の商品にこだわっていて、並んでいる商品は生鮮からドライ、日配にいたるまで徹底していたのだが、途中で改装をしたりしながら徐々にそうでない商品が入ってきたように思う。
生鮮では青果部門においていちぶが有機とか減農薬とかいうのではない普通に栽培されたと思う商品が並んでいたり、ドライでも一部に明らかに他の高級スーパーにあるのと同じ商品があったりしている。
しかし、それはスーパーとしての宿命なのだろう。
開店当初の旬楽膳はスーパーとしては実は不完全で、このスーパーでは到底料理に必要な材料をそろえ切れなかった記憶がある。
しかし、それを基準を緩めたのか、あるいはメーカーのその先の部分まで追跡したのかは分からないのだが、料理に必要な材料を旬楽膳でそろえられるように修正してきたのだ。
有機の専門店から、有機にこだわったスーパーへと変わったのである。
どうしても自社競合(住吉店)があったり、岐阜の最強スーパー、バローがあったりと本来なら存続は到底困難なお店。
しかし、売れないからといって有機の看板を外したり、店をスクラップしたりしないのは、カネスエに信じるところがあってのこと。
「おいしいもの、いいものだけを」というコンセプトがあるからこそ、このお店はその象徴的なものとして存続しているのであろう。
ただ安いPBを作ることや、輸入食品で売り場を埋めることだけがスーパーのあり方ではない。
本当にスーパーがやらないといけないことは何なのか?
スーパーと呼ばれる会社が持つ、商品の買い付け能力、集荷の能力、そして商品の開発能力、それらをどこに向け、どのように使うのかという一例を旬楽膳は見せている。