16年ぶりの恩師 第三話『お元気で』
16年ぶりの恩師 第三話『お元気で』
先生と感動の再会をして
もうお別れの朝
先生は前日僕に付き合ったため
シゴトが終わったの深夜だったにも関わらず
早くにホテルまで迎えに来てくれて
鹿児島出発の10時45分ギリギリまでの時間
鹿児島を観光につれていってくれた
その城山から鹿児島市内を一望
キリがかかってみずらかったけど壮大な桜島
維新館や大久保利通生い立ちの地など
駆け足ではあったけどいろんなところに連れて行ってくれた
最後に
先生は僕にプレゼントしてくれた
城山の土産屋でしか売られていない
三冊の歴史の本と西郷隆盛が好んだ言葉
『敬天愛人』が書かれた
敬天愛人
『天を敬い人を愛す、
天を知り己を尽くし人をとがめず。
我らが誠の足らざるを尋ねるべし。
天は人も我も同一に愛し給うゆえ、
我を愛する心をもって人を愛するなり』
西郷隆盛の好んだ言葉ではあるが
先生が
僕に贈ってくれた言葉だと心に刻まれた
九州新幹線が出発するまで5分
改札前で先生と握手して
最後に言ってくれた
「今井、会いに来てくれてありがとう。君には必ずできる」
『先生、お世話になりました。本当にありがとうございました。
また来ます。 お元気で』
新幹線ホームへ走る僕を
先生はずっと手をふって見送ってくれた
先生は恩師であり人生の師でもある
僕が日商1級に合格できたのも
税理士科目の簿記論と財務諸表論に合格できたのも
2年間教師ができたことも
そして今の僕があることも
全ては先生の教えがあったからこそ
先生は勉強だけでなく生き方も教えてくれた
どんなことがあっても情熱を失うことなく
僕も先生のように本気で生きていく
先生お元気で
必ずまた会いに行きます
お気遣いに心から感謝しています
完


