
------------ ゲーム紹介 --------------
舞台は 19 世紀半ばのイギリス-ロンドン…ある夜、あなたは両親の変わりに育ててくれたおじと一緒に彼の友人と落ち合う約束をしていた。ところが状況が一転し大惨事と化してしまった!巨体を持つ化け物のような男に目の前でおじが殺されてしまったのだ!おじが最期にあなたに託したのは不思議なアミュレット。そのアミュレットによって謎に包まれていた一家の歴史とその昔、善と悪の間で結ばれた秘密協定の謎が紐解かれていく。なぜおじは殺されなくてはならなかったのか?この化け物は何者なのか?陰鬱としたロンドンの街を奔走し手がかりが指し示す 3 つの場所の調査に向かおう。果たしてあなたは真実を見つけ出すことができるのか?!
〔英題:Vermillion Watch: Moorgate Accord 〕
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<自己評価>
ボリューム (ある)
難易度 (普通)
満足度 (普通)
<感想>
イギリスの秘密組織「ヴァーミリオン・ウォッチ」の一員となった主人公が、ムーアゲートという秘密協定の謎と陰謀に迫るストーリーのアイテム探しゲームです。
19世紀のイギリスが舞台で、レトロな雰囲気を感じさせるグラフィックは見応えありました。
そしてハイド(ジキルとハイド)、アイリーン・アドラー(ホームズを出し抜いた女性)、フィリアス・フォッグ(八十日間世界旅行)、ニュートン(物理学者)の孫娘が出てくるなど、名前を聞いただけでワクワクするような人物がたくさん登場します。
しかし・・・
名の知れた人物が登場する事がシリーズの売りなのかもしれませんが、著名人にする必要が全く感じられないストーリーでした(´д`lll)
「ジキルとハイド」や「不思議の国のアリス」など、それだけでも面白そうなゲームを作れそうなのに、色々と登場させすぎて高給食財をごった煮して不味くなってしまった料理みたいに感じました。
あとイギリスが舞台なのに、イギリス人っぽくない風貌の人物画が多かったのでリアリティに欠けると感じた事がマイナスポイントです。
次の行動が分かりやすいのに、クリアするのに5時間以上かかっているのでボリュームはあると感じました。
なお、3地点を調査する時、好きな場所から選べるんですが、選択場面で攻略ガイドに載っている通り左から順に選んでいかないとストーリーに矛盾が出てきますのでご注意ください。
アイテム探しは色んなタイプが楽しめます♪
発生数は普通で、見つけやすい物が多かったんですが、画面が暗くて見辛い時もありました。
あ、ボーナス章で誤訳を1つ発見したのでご報告つ「×歯→○葉」
パズルの発生数も普通です。
こちらは簡単に解けるものから手強いものまで幅広くあります。
解くのが面倒なタイプも多かったですね(^_^;)
ストーリーは本編でスッキリ完結します。
ボーナス章は本編の続きで、本編と同じ主人公による悪党捕物劇です。
1時間強でクリアしたのでボリュームは普通です。
CE特典はアワード、コレクション、コンセプトアート、壁紙、サウンド、ムービー、アイテム探しとパズルの再プレイコーナーなどの定番物の他、以下の2点があります。
・各ロケーションに飛んで指定アイテムを見つける「秘密の部屋」
・人物の詳細が載っている「登場人物」
なお、コレクションはボーナス章にも隠れており、後で再取得が可能です。
「ジキルとハイド」など自分好みの題材がたくさん使われていたのに、あまり生かしきれてないと感じたので自己評価は低めになりましたが、中華風にアレンジした「不思議の国のアリス」は面白かったです。
ボリュームはあるし、ゲーム性は万人向けに作られているので、先入観無しでプレイすれば楽しめる内容だと思いますよ!
ボーナス章は本編の補足的なストーリーですが、あえてやらなくても問題ないと感じたので、CEかSEかはお好みでどうぞ♪
本編最後に次回の予告と思われるムービーが流れたし、ボーナス章も完全解決していないと感じられる終わり方をしているので、きっとシリーズ化するんでしょうが、組織の捜査員が難事件に挑むという構図はありふれているので、よほど奇をてらったストーリーじゃないと飽きられそう(。・ε・。)
次回作はどんなストーリーになるのか要注目ですね!
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