引き分け以上でワールドカップ出場が決まるはずだったヨルダン戦。セットプレーとカウンターから2失点を喰らってまさかの敗戦。ヨーロッパ組がシーズンオフとなったブルガリア戦は、雨の中の試合でセットプレーから2失点。攻撃陣も3-4-3のフォーメーションが不発に終わり完敗。ザッケローニ監督は選手達とコミュニケーションを取って、どこが悪かったのかとかどうすればいいかなどを話し合ったそうです。今回の試合は本当に大切な試合ですから、理想よりも結果が大切だと思います。
そこで今回はオーストラリア戦の見どころを紹介したいと思います。まず、日本代表ですが、頼もしいエースが帰って来ました。6月1日のロシアカップに出場して復調振りをアピールした本田圭祐選手です。ブルガリア戦は本田不在がかなり影響していたと思います。それはなぜかというと、本田のキープ力とパス能力が日本の鍵を握っているからです。抜群のキープ力を持つ本田の存在は、他の選手をフリーにするメリットがあります。それに自分から仕掛けられますし、スペースに飛び込むのも上手い。まさに日本の攻撃の中心と言えると思います。
そして、本田が作ったスペースに走り込むのが香川であり岡崎なのです。その岡崎の存在は非常に大きいです。ブルガリア戦はザッケローニ監督や長友が激怒する内容で、負けているのにバックパスして後ろで回すなど、私は試合を観ていてかなりつまらないと感じました。本田岡崎の存在はチームの色を大きく変えると思います。また、清武や乾などを後半の勝負どころで投入が可能となります。慣れ親しんだ4-2-3-1で勝ってワールドカップ出場を掴んで欲しいです。
一方、オーストラリア代表はお尻に火が付いています。現在の順位はまさかの3位。広大なアジアの移動と天候の変化に苦しんでいる感じがあります。だから、今回は日本相手でも勝たなければかなり厳しい展開になるでしょう。オーストラリア代表の特徴は、何と言っても高さです。アジアでも屈指の高さを誇るオーストラリア代表は、当然セットプレーが武器になります。今の日本代表はセットプレーの守備にもろさがあります。そう考えると当然そこを突いてくるはずです。
だから、この2人は特に要注意です。まず1人目は、メジャーリーグサッカーニューヨークレッドブルズに所属しているケーヒル。彼の名前を聞いて、嫌な思い出がある人は沢山いらっしゃるのでは?身長は178cmなのですが、ジャンプ力が半端無いです。そのジャンプ力とヘッドの上手さに日本代表はやられました。もう1人は名古屋グランパスに所属するケネディです。グランパスは不調ですが、ケネディは復調して攻撃の要を担っています。高さのあるヘッドは健在です。プレミアリーグの猛者としのぎを削ってきた吉田麻也とのマッチアップが非常に楽しみです。
ただ、私はオーストラリアはカウンターとセットプレーから活路を見出すと思いますので、日本は持ち前のパスワークと俊敏な動きを見せれば、必ず勝てると思います。昨年のアウェイ戦は内容は非常に良かったと思いますし、疑惑のPKがなければ勝ったはずの試合でした。今のサッカーを考えれば、ホームでやる以上気合十分で応援を背に結果を出してワールドカップ出場を果たすはずです。攻める日本とカウンターのオーストラリア。そんな図式になりそうなので皆さん応援しましょう。
ザッケローニ監督のインタビュー(スポーツナビより)
数日前にフレンドリーマッチを消化して、ここ埼玉に移動した。明日が非常に大切な試合であることは、われわれも認識している。この数日、フィジカルコンディション、技術面、戦術面、精神面における試合へのアプローチという部分で、いい準備ができた。相手の実力はよく分かっている。これまでも2回対戦して、非常に実力あるチームだと認識しているので、リスペクトを持って相手を迎える。当然、明日のポイント(勝ち点)は非常に重要なものになる。
およそ3年、このチームでやっているので、明日のゲームは最大の信頼感を持って臨んでもらいたいと思う。明日、選手たちはいいパフォーマンスで戦ってくれることを確信している。いつもそうだが、わたしが約束できることは、明日の試合で自分たちの実力を出すこと、最善を尽くすことだけだ。明日はディテール(細かい部分)が試合を分けると思う。