キャスターが召喚した怪魔に立ち向かうセイバーとライダーだが、何度も何度も攻撃しても怪魔にはダメージを与えられず再生してしまう。いたちごっこの状態が続いたが、秘密裏に動いていた切嗣が、マスターである龍之介を暗殺する事に成功した。これで魔力の供給源である存在が消えた事で、キャスターも消滅するはずなのだが、野次馬に集まっている群衆を喰らい現界する魔力に換えようと動き出していた。「セイバーの左手が使えれば・・・・」ライダーのゲイ・ボウを見つめるアイリスフィールは、封じられているセイバーの左手の力が復活すれば、宝具エクスカリバーが復活すると、窮地に陥っている中であっても希望を抱いていた。(3つの戦いが同時に行われていましたが、それぞれ完全に別なのかなと思いきや、最後の最後になるほど同時に行った意味がわかりました。おじさんは自滅しそうですが、綺礼が師匠の元に姿を見せず戦況を見守っている様子が気になります。)
しかしランサーの指摘通り、英霊として召喚された英雄が協力しても攻めあぐねている状況では勝ち目はない。そこでライダーが必死で戦っているセイバーに呼びかけた。「このままでは埒が開かん!一旦引けえええ!食い止めると言っても手詰まりだろうが。余に考えがある。」自分が止めなければならないと意固地になるセイバーに対し、作戦があると提案したのだ。セイバーも状況を理解し、一度河岸に戻って行った。「皆の衆、この先どうあがこうと時間稼ぎが必要だ。そこで余のアイオニオン・ヘタイロイに奴を引きずりこむ。とはいえ、余の精鋭達であってもあれを殺し尽くすのは無理であろう。精々、固有結界の中で足止めするのが関の山だ。あんなデカ物を取り込んで持つのは数分が限度であろう。その間に英霊達よ勝機を見出す策を考えて欲しい。」集まったサーヴァントとマスターの前にして、ライダーが発案したのは時間稼ぎ。固有結界の中に足止めして、その間に勝てる作戦を考えて欲しいという事。つまり、自分では勝てない事を悟ったからこその作戦だった。(イスカンダルも考えてますね。自分の攻撃では相性が悪い。だから、他の者に託す!これも長年戦ってきた経験があるからでしょう。ウェイバーも残したのは、彼を信じたからこそ。まさにサーヴァント同士が結束している感じがします。こういう作品で巨悪に立ち向かうっていうのもありなのでは?)
但し、ライダーは固有結界の中に入ったら外の状況がわからない。そこで伝令役としてウェイバーを河岸に残し、自分を念じて手足となる伝令を差し向かわすと伝え、怪魔を固有結界に引きずり込むべく再び出発し、アイオニオン・ヘタイロイを発動させ、思惑通り固有結界の中に怪魔を引きずり込む事に成功した。同じ頃、魔術師である事を誇りに思う時臣と魔術自体を否定する雁夜が戦いを繰り広げていた。余命後わずかでありながら、雁夜は時臣を殺そうと自身が操る蟲を差し向けた。しかし、身体が持たず吐血・出血する有様だった。「あれだけ息巻いておきながらこの体たらくか!雁夜、私からの温情だと思え!」魔術を否定した結果が、自分も攻撃できず自滅する体たらく。最後は自分がとどめを刺そうとする時臣の炎の魔術が、弱った雁夜を焼き尽くした。「殺してやる!時臣、臓硯・・・・」身体は焼き尽くされても、魔術師である時臣と臓硯に対する憎悪の言葉を口にしながら、ビルから落下していった。(おじさんが焼き尽くされて、ツイッターが祭りになりました。まあ時臣さんから見たら、なんとも嘆かわしい奴だと呆れていますが、綺礼は果たしてどうするのか?アーチャーから、雁夜に執着していると見抜かれていたから、彼の行動は師匠である時臣に対する態度の変化に繋がるのでは?)
魔術師同士の戦いに決着が付きた。上空では空中戦が繰り広げられて最中、一時的に怪魔が消えた状況で、葬り去る作戦を考案する話し合いが始まった。「時間稼ぎと言われても、僕らが何も思いつかなかったら元の木阿弥だ。なあアインツベルン何かいい手はないのかよ?」作戦が考案されなければ結局最初のままで状況が悪くなるばかり。ウェイバーの問いかけに答えられないアイリスフィールだが、タイミングを見計らったように携帯電話が鳴った。しかし、使い方がわからず代わりにウェイバーが電話に出ると、かけてきたのはボートに乗って戦況を把握していた切嗣だった。
「ライダーのマスターだな、ちょうどいいお前に質問がある。ライダーの固有結界、あれを解除した時に中身を狙った場所に落とせるか?」怪魔を固有結界に閉じ込めたのが、ライダーだと確認した後、解除した時に再び通常空間に落とす場所が特定出来るかどうか質問した。「ある程度、せいぜい100mかそこらだと思うが可能なはずだ。外に再出現する時の主導権はライダーにあるだろうから。」ウェイバーは誤差が生じるが、ある程度狙った所に怪魔を出現させる事が可能だと返答した。「いいだろう、後で僕がタイミング見計らって信号弾を打ち上げる。その真下にキャスターを解放しろ!後もう1つ、その場にいるランサーに言ってやれ、セイバーの左手には対城宝具があるとな。」
切嗣はキャスターを狙った場所に解放する事が可能だと確認した後、信号弾の真下に開放し、セイバーの対城宝具が左手にあるとランサーに伝えるよう言い残し、一方的に電話を切った。「ランサー、あんたに言伝があった。セイバーの左手には対城宝具があるとかなんとか・・・・」切嗣からの伝言をウェイバーはランサーに伝えた。その真偽を確認すると、セイバーは顔をしかめた後頷いた。(切嗣さんは何でも計算づくでやっているなあ。セイバーとは口をきかないけど、武器の事までよくご存知だ。そしてランサーに封じられている左手が鍵を握ることも。騎士道精神にかけるとは、彼らが巨悪に対してどうやって立ち向かうか。つまり、ランサーがセイバーの呪いを解くかどうかって事だったのですね。いやはやよく観察しているし、非常に的確なやり方だと思います。)
確かにキャスターの怪魔を一撃で仕留める事は可能である。これはセイバーも認める所なのだが、真剣勝負で傷つけられた左腕の呪いを解かせる事は、騎士としての誇りを大切に考える彼女にとってはそれは出来ない相談だった。「あなたと戦った傷は、誉れであって枷ではない。」戦いで負った傷は、決して自分の行動の邪魔ではない。むしろ名誉だと考えているから、ここでランサーが自分の為に助成したら、騎士として認める事は出来ないのだ。「なあセイバー俺はあのキャスターが許せない。奴は諸人の絶望を是とし、恐怖の電波を悦とする者。騎士の誓いにかけて、あれは看過出来ない悪だ!今勝たなければならないのはセイバーか、ランサーか?否!今勝たなければならないのは、我等が奉じた騎士の道。そうだろう英霊アルトリアよ。我が勝利の悲願を騎士王の一刀に託す。」騎士は多くの人を救い悪を挫く存在。聖杯戦争ではなく、騎士として見過ごす事が出来ない悪とみなすキャスターを葬り勝利する事が最優先だと考えたランサーは、セイバーの静止を聞かずに自らゲイ・ボウを破壊した。(決してランサーが自分が劣っているとかそういうわけではない。今一番必要な事をやっただけのこと。しかし、ケイネスがこの場にいたらどう思うか?彼にとっては聖杯戦争の勝利こそが全てなのだから、敵に塩を送る行為なんて絶対認めないと思う。ディルムッドという人物が、正義を愛し誇りを守る好人物だと改めて感じました。)
ランサーの勝利の悲願を託されたセイバーは、自分の手で勝利を掴み取ると宣言した後、ついに最高の宝具エクスカリバーが姿を現した。そのまばゆいの光が一体を照らし、ウェイバーはアーサー王伝説が現代に蘇った事を理解した。しかし、その光はアーチャーと空中戦を繰り広げていたバーサーカーが、再びセイバーに攻撃を仕掛ける合図となった。「不敬な!」背中を見せられた事にいらだったアーチャーの船を破壊し、完全復活を遂げたセイバーに対しても容赦のない銃弾を浴びせ始めた。切嗣も船からボートに乗って移動を開始したが、まだ信号弾を打ち上げるにはタイミングが早かった。それでもライダーの固有結界が限界に近づいている事を予兆させる振動が、ランサー達に伝わった。ウェイバーは言われた通り、ライダーの事を強く念じ始めると言い残した通り伝令のミトリネスが、固有結界から出て来た。(綺礼は雁夜おじさんを助けました。一度は殺そうとしながらもどういう意図があるのか?彼独自の考えによる事で、時臣さんの考えとは違いますね。不適に笑った表情がドSそのもので、おじさんがもっともっと傷つけばいいと思っているのかもしれませんが、師弟関係に亀裂が生じ始めている予兆であると考えてもいいのではないでしょうか?)
「これから合図を待って、指定された場所にキャスターを放り出せるよう結界を解いて欲しい。出来るな?」切嗣の言われた通り伝言するウェイバー。「可能ですが、事は一刻を争います。結界内の我等の軍勢では、あの怪魔を足止めする事は叶いません。」ミネトリスの報告では、イスカンダルの精鋭を持ってしても、もう怪魔を足止めすることは出来ない事が判明した。セイバーはバーサーカーの猛攻に晒され、信号弾の合図を待って攻撃する余裕がない。「あいつどうにか出来ないのか?」現状にあせるウェイバーの言葉を聞き、立ち上がったのはランサーだった。F15に飛び乗りゲイ・ジャルグを突き刺し破壊する事に成功したが、まだガトリング砲を持参しセイバーを狙っていた。一か八かの勝負に出ようとするセイバーだったが、ここで意外な援軍が現れた。バーサーカーとの激闘を繰り広げていたアーチャーだった。(アーチャーのまさかの加勢はちょっとびっくりしました。それだけセイバーの本当の力が知りたいって事ですね。いろいろな英霊達が集結した結果、1つの敵に向かって団結して立ち向かう。何だか違うアニメを観ているような感じがしますが、それでも次の戦いのプロローグでしかないと感じてしまうのは、真の戦いがまだまだ先だと思うからではないでしょうか?)
そして、バーサーカーの攻撃が止まった瞬間、タイミングを見計らっていた切嗣は夜空に向けて信号弾を発射した。それに気付いたウェイバーは、落下位置をミネトリスに伝えると、その近辺に固有結界に捕らえていた怪魔を開放した。「さあセイバーよ示すがよい!お前の英霊としての真価の輝きをこの俺が見定めてやる。」自らが最強と自負するアーチャーも、セイバーの真の力を見定めると豪語した後、ついに黄金の光を放つエクスカリバーを振り降ろした。全く攻撃を受け付けなかった怪魔が、真っ二つに裂かれるとキャスターはまばゆいばかりの光の先に捜し求めていた人物の姿を目の当たりにした。ジャンヌ・ダルク、フランス100年戦争を戦った麗しき聖処女が、ジル・ド・レェに微笑み手を差し伸べた。「私は一体?」今までの自分の悪行から目が覚めたときの言葉が、まさに今際の際だった。怪魔は消滅しセイバーの本当の強さを強烈に印象付けるには十分だった。(過去・現在・未来の兵達が、今際の際に抱く尊き夢。その意思を尊きに思い、信義を貫けど正しく思う。今、常勝の王は高らかに奇跡の神明を歌う。何だかものすごく重たいエクスカリバーに託された想いですが、そういう死の間際に想った事を吸収してきたからこそ、ジルの今際の際を理解し最期に夢が叶ったのかもしれません。そういう演出はとてもよかったと想います。ジルもジャンヌとめぐり合えたわけですし。)
強靭な肉体を誇った怪魔を一撃で仕留めたセイバーの宝具の威力を目の当たりにした、アーチャーとライダーは、異なる見解を持っていた。「征服王よ!あれがセイバーの輝きだ。あれほどの光を見せられても、お前は奴を認めんのか?」アーチャーからセイバーの強さを完全否定したライダーが認めるかどうかライダーは質問されると、「時の民草の希望を一心に引き受けたこそのあの威光。まぶしいが上に痛々しいわ。背負わされたのが単なる小娘で、理想などという呪いに取り付かれた果てがあれよ。痛ましくて見るに耐えん。」希望を抱かれた結果、自分を捨てて敵に立ち向かう姿が、あまりにも悲しく痛ましいと嘆いた。(そんな姿がアーチャーは、愛でるにふさわしいかわいさを持つ娘だと、寵愛するほどだと評した。英雄王と征服王、互いに相反する王であるが、彼らに立ち向かうのはエクスカリバーを持つセイバーも同格ですね。破滅の道を歩むのがわかっていながら、理想をかなえようとする姿は誇らしいけど、あまりにもつらいというのはわかります。ただ、ギル様が上から目線なのが相変わらずで、まだライダーの方が人として好きですね。共闘は凄くよかったけど、セイバーに対する考え方が異なっている事がわかって、誰かに感情移入できますよね。ボートを引っ張っていたのがシュールな切嗣さんは、どう考えているのか知りたいですけど。)
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