2011年も12月のみとなりました。街はクリスマスムード一色となり、そろそろ1年を振り返る企画を始めようかなと思いました。今回はその第一弾として、今年活躍した女性声優さんをランキング形式でリストアップします。これを見たら今年の顔がわかると思います。しかし、その前に考えなければならないのは世代交代の波です。今年の特徴として、特に女性声優さんに見られる傾向なのですが、30歳以上の声優さんの活躍する割合が本当に少なくなりました。
萌えアニメに登場する女性キャラクターを演じる声優さんの年齢が、10歳ほど若返っているのです。特に実績のある方ではなく、全く演じた事が無い新人さんや高校に通いながら声優活動を行っている女性が演じているのです。全く名前も聞いた事が無い人もいましたし、世代交代が進んでいると思いました。だから、30歳以上の女性声優さんは幅を広げないと生き残っていけ無い。本当に厳しい時代になってきていると実感した1年でした。
azeminが選ぶ2011女性声優ベスト5
第1位 斎藤千和さん
今年演じた主な作品
アスタロッテのおもちゃ!(イニ〈イングリッド・ソルヴェイク・ソルグリムス〉)
機動戦士ガンダムAGE(リリア)
境界線上のホライゾン(葵・喜美)
C3 -シーキューブ-(桜参白穂)
たまゆら~hitotose~(飛田志麻子)
魔法少女まどか☆マギカ(暁美ほむら)
みつどもえ 増量中!(杉崎みく)
ラストエグザイル-銀翼のファム-(テディ)
今年私の最も活躍した女性声優さんは、若手声優を抑えてキャリア10年の斎藤千和さんを選びました。決め手は彼女の演技力をです。クールで感情表現の薄い暁美ほむらと弱気で心優しい暁美ほむらを演じ分け、その魅力を最大限に引き出しました。彼女が選ばれたのは、暗いバックボーンの持つキャラクターを演じられるのは千和さんしか居ないという、制作サイドの指名があったからです。こういう名バイプレイヤーが、主役の存在感を食って輝きを増す。これこそ声優の凄さだと思い1位にしました。
第2位 茅野愛衣さん
今年演じた主な作品
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(本間芽衣子〈めんま〉)
神様ドォルズ(史場日々乃)
神様のメモ帳(篠崎彩夏)
夢喰いメリー(橘勇魚)
ラストエグザイル-銀翼のファム-(ミリア・イル・ヴェルク・クトレットラ・トゥラン)
君と僕。(高橋里奈)
ギルティクラウン(楪いのり)
今年最も深夜アニメに出演した声優さんと言えば愛衣さんですね。昨年まで殆ど無名だったのが嘘のように夢喰いメリーに出演後は、毎クール2・3作品出演する超売れっ子になりました。体力的に大丈夫かなとちょっと心配になるほどです。やっぱり愛衣さんを語る上で欠かせないのは、あの花の天真爛漫なヒロインめんまでしょう。死んでいるヒロインを演じ、高校生達の青春を描いた作品は、ノイタミナ史上最大のヒットとなりました。逆に同じノイタミナ作品でも、ギルティクラウンのいのりは、物静かでちょっと天然が入っている珍しい女の子。今後もいろいろなタイプのキャラクターを演じる芸達者な声優さんになって欲しいと思います。
第3位 悠木碧さん
今年演じた主な作品
異国迷路のクロワーゼ The Animation(アリス・ブランシュ)
Aチャンネル(トオル / 一井透)
GOSICK -ゴシック-(ヴィクトリカ・ド・ブロワ)
魔法少女まどか☆マギカ(鹿目まどか)
ゆるゆり(ライバるん)
ラストエグザイル-銀翼のファム(ジゼル・コレット・ヴィント)
若干19歳にして多数の役を演じ分ける実力派のあおちゃんは、主役級の役を次々演じている屈指の声優に成長しつつあります。ヴィクトリカの優雅さとアリスの無邪気さを表現したと思えば、今年最大の人気作の主人公まどかの喜怒哀楽を見事に演じきり、最終回の感動のラストまで私を持って行ってくれたのは、あおちゃんの素晴らしい演技があったから。今後も若手声優のトップとして、アイドルではなく正等派の声優を目指して欲しいと思います。
第4位 喜多村英梨さん
今年演じた主な作品
お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!(高梨奈緒)
戦国乙女~桃色パラドックス~(明智ミツヒデ、アケリン)
そふてにっ(沢夏琴音)
フリージング(ガネッサ=ローランド)
魔法少女まどか☆マギカ(美樹さやか)
まよチキ!(涼月奏)
ラストエグザイル-銀翼のファム-(タチアナ・ヴィスラ)
WORKING'!!(轟八千代)
妹キャラからお姉さんキャラまで幅広く演じるキタエリさんも今年で24歳。既に芸暦は8年になります。彼女も色々な作品に引っ張りだこで、毎クール出演しているなと思います。最近はちょっとスマートになって女性らしい魅力も出て来て、本当に魅力ある声優さんだと断言できますね。やっぱり印象に残っているのは、美樹さやかでしょう。いつものおちゃめなさやかちゃんと鬱なさやかちゃんのギャップは本当に強烈でした。来年も数多くのキャラクターを演じ、楽しませて欲しいです。
第5位 花澤香菜さん
今年演じた主な作品
IS 〈インフィニット・ストラトス〉(シャルロット・デュノア / シャルル・デュノア)
神様ドォルズ(日向まひる)
ギルティクラウン(篠宮綾瀬)
STEINS;GATE(椎名まゆり)
聖痕のクェイサーII(御手洗史伽)
DOG DAYS(ノワール・ヴィノカカオ)
フラクタル(ネッサ)
フリージング(ラナ=リンチェン)
僕は友達が少ない(羽瀬川小鳩)
ラストエグザイル-銀翼のファム-(アルヴィス・E・ハミルトン)
ロウきゅーぶ!(湊智花)
昨年最も出演したアニメに出演した声優さんである香菜さんは、今年も数多くの作品に出演しました。数多くの異なる女の子を演じ、可愛さ全開のキャラクター表現は、私を含めて多くのファンを虜にしました。私が印象に残っているのは、ロウきゅーぶ!のヒロイン湊智花です。勝利にこだわり孤立していた女の子が、自分を導く高校生と出会いバスケへの情熱を取り戻し、恋する小学生を演じました。ちょっと変わった役が多かった彼女が、こういう役も出来るのかと再認識させられました。